【ジョージア驚愕日記④】目的地がわからずドキドキ&結局楽しかった話。
〈前回までのあらすじ〉
友達の家にペラムシというジョージア伝統のお菓子を作りに行ったのに…
人生初のブドウ収穫(たのしい)、友達家族との宴会(たのしい)、個人的に苦手なお泊り(快適だった)、という激動の1日を過ごし…
結局ペラムシのぺの字もない。(なんでやねん!)
泊った家から出発しようということになり。(もちろん、目的地は不明。)すでに前日にいろいろ経験したので、
「もう何が来ても怖いものなし!ばっちこーーい!」
と思っていたら、まさかの友達実家にペラムシの準備が。
「え!?ペラムシの存在覚えてくれてたーーーペラムシーー」
ペラムシ用の火元(ガスコンロと大きな石板)に大きな鍋を置いて、そこにブドウジュース&小麦粉を投入。あとは煮詰めるだけ。
ペラムシの急な登場に心を躍らせていると、
友人A:車に乗って!もう行くよ!
まさかの出発。「え!?ペラムシ食べてないのに帰るの!?」泣く泣く車に揺られていると、次から次に披露される友人Aによるジョージア教会の豆知識。帰るわけではなく、近くにあるジョージアの教会を観光してくれるだけでした(笑)
さらに、友人Aは博識で(大学の専攻が歴史系らしい…)、ツアーガイドも顔負けの観光案内をしてくれて。すべてにおいて緩い(時間も行先も、その時その場で決定される)文化にもちょっとだけ慣れてきました。ははは。
2つの教会を回った後、友達実家に戻ると、ちょうど出来上がったペラムシが!!!!!
甘すぎず、すっぱすぎず、何とも言えない優しい味…♡
おいしすぎてお皿1枚分完食してしまいました…。
ちなみにお店に売っているのは、もっと固めてケーキみたいな形になっているらしい。
ペラムシを食べていると、また宴会が始まり、気が付いたら夜。ついに帰る時間に…。最後は家族総出でお見送りをしてもらって、友達の車でトビリシに帰ってきました。(完)
ペラムシを作って、ジョージアの温かさに触れて、ジョージアの文化にちょっと慣れて、すごく素敵な休日を送りました。
おもてなしをしてくれた友人たちにスペシャルセンクスを送ります。