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本を5冊買った

ベストな5冊を買えた。
買ってしまいました。一度に。

楽天ブックスで複数冊買うごとにポイントアップするキャンペーンが10月末まで。
考え抜いた末、今の自分にベストと思われる5冊を買いました。

数日前に届いたのに、このチョイスに満足しすぎて1ページも開けてない。
表紙だけでうっとりしますね。

益田ミリさんの本は、この間も2冊買ったのです。
ほかのも読みたくなって、何度も書店に通っては立ち読み。
ミリさんの本っていろんな出版社から出てるんですね。
各書棚を順繰りに回ってチェックしつつ、帰ったら口コミチェック。
「ツユクサナツコの一生」は、「号泣」というのを見かけたので思わず買ってしまった。
結構分厚い!読むの楽しみです。

「スナックキズツキ」はドラマ見てました。
あのドラマはとても沁みたのですが、口コミを見ると「漫画も相当いいですよ」という感じのファンの声に惹かれて買ってみました。

同じく益田ミリさんの「こはる日記」も買おうか迷ったのですが、たまたま本屋で目にしたさくらももこさんの「ひとりずもう」がちょっと似た内容で、どうせなら上下巻読み応えある方がいいかなと購入。
どちらも生理を迎える少女時代の心の揺らぎが描かれたもの。
今の自分を重ねられる物語もいいけど、思春期時代にたまらなく戻りたくなることもあるんですよね。

そして、まんきつさんの「犬々ワンダーランド」
これは第2巻で、1巻はすでに購読済み。
Kindleでも読めるけど、手にとって読みたい漫画です。
まんきつさんと飼い犬、近所犬と飼い主との日常漫画。
私は猫派で犬はどちらかというと苦手。というか関心がない。
なのに、犬の物語を買いたくなったのは、作者がまんきつさんだから。

まんきつさんの本とは去年、衝撃的な出会いを果たしました。


画像はAmazonサンプルより

この「アル中ワンダーランド」は1年前に購入して、そこから何度読み返したでしょう。
最近は一度消費したらすぐ忘れてしまうものばかりなのに、まんきつさんのセンスにはどハマりした。
私はアル中ではありませんが、去年は「依存症」に異様な興味を抱いてた。
アルコール依存症、薬物依存症、万引き依存症、性依存症など。
というのも、自分も何かの依存症なんじゃないか?と思ったから。
自分の飢餓感を誰か・何かで埋めたいという思いが少し前にピークになり、自分はお酒や性に溺れたことはないですが、この空虚さを放置したらいずれそうなるんじゃないかという危機感はなんかあったですね。

危機感がありつつ、ヤバくなったらどうなっちゃうのかという興味も募る。
それを満たしてくれたのが「アル中ワンダーランド」でした。
自分の想像をはるかに超える主人公のヤバさ。
イラストを見て「頭おかしい」と瞬時に思わせる不気味さ。
まんきつさんは超おきれいなのに、自分をこんな貧素に描くそのセンスにやられてしまったのです。
ほかに「湯遊ワンダーランド」「そうです、私が美容バカです」も読みましたが、この「犬々ワンダーランド」はこれらと雰囲気が全く違います。
ヤバさはほとんどないかも。可愛らしい。
もしかして2巻は涙なくしては読めないのかも…

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私は不気味な話がとにかく好きで、とか言って名前出すのもあれですが、つげ義春の「ねじ式」も何度読んだことか。
つげ義春ものはいろいろ買っていて、いずれ奥様の藤原マキさんが描かれた漫画日記も買うことになりそうです。
小説は西村賢太が好きですね。
主人公・北町貫多が自分の想像を超える貧しさ・その日暮らしの綱渡り感。
西村さんの日記も1冊読んだことがあります。
すんごい食べて飲んで、深夜に編集部へ怒りの罵倒FAXを送ったりする。
映画「苦役列車」をすんごいディスってるわりに、何度も観てたりとか。
ヒドさ満載ですが、文章が魅力的なんですよね。


最近、ラブシーンに差し掛かるんじゃないかと気が気じゃなかった小説は桐野夏生「ロンリネス・ハピネス」でした。
桐野さんの小説はあまり読んだことないけど、NHKドラマ「燕は戻ってこない」に衝撃を受け買ってみました。
けど、あんまり自分の求めるものじゃないような。
「ロンリネス・ハピネス」はタワマンやその付近で暮らす主婦の物語だけど、なんで自分が主婦の、しかもタワマン住まいのストーリーを読んでるんだろうと思うほど理解できない世界で、感情移入できない。

かつて職場の先輩に、一人暮らししたばかりの私の住まいが坂の下にあると話したとき、「あたしは谷底には住めない」と言ったのを思い出した。
その先輩は今、目黒あたりのタワマンに住んでるらしい。
私だって好きで谷底の物件選んだわけじゃねぇよと思ったけど、やっぱ好きで選んでたのかも。
いつでも手に取りたくなるのは、谷底でもがく人の話ばかりだからね。

ともかく5冊、読み進めます。







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