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「吐くことのメリットって無いんすよね」

先週金曜日に行った整体での話。ハイ、その通りです。

昨日までの私は3日間、その言葉を思い出して耐えた。昨日なんて、震えて涙流して耐えた。
でも、なんだかそれで力つきたようだった。それは言い訳かな。朝から過食した。

「でも吐かない。吐かないぞ。吐かないことから過食克服するんだ」。吐きました。
「先週は、1日に2回吐いた。でも今日は、また過食したとしても、吐かなければ合格だ」。また、吐きました。

詰めたぶん、出した。どうせエネルギーとして吸収されて、脂肪になって太るんだけどね。ああ惨め。

吐かないぞ、トイレに向かったはいいが吐きませんように、上手く吐けませんように。そう思った時ほど、いっそ快感を覚えるほど吐けてしまう。太る、怖い、吐きたい助けて。そう思う時ほど吐けないのに。

「ああ、過食に抗うのをやめたら治ったって、こういうことかな。過食しちゃダメ、と思うから治らないのかな。してもいいや、と思ったら、案外しなくなるのかな」。そう思ったけど、過食欲は全く消えない。もう、気が済まない。詰めないと、何か食べていないと気が済まない。
吐いていいよ、と思うとうまく吐けなくて、吐いちゃダメ、と思うほど上手く吐ける。食べちゃダメ、と思うほど食べる、でも食べていいよって言っても結局食べる。
あーあ、もう家の中のものは無い。米2合食べた。

吐いて増えない、落ちていく体重は最初のうちだけ。太らない魔法なんてない。吐くメリットは無い。分かっていてもいつも怖くて吐いてしまう。

前までは吐く事が終わりの合図になっていた、というか、もうそれ以上過食することも吐くことも出来なかったのにね、今は1日に2回は吐けるようになってしまった。こうして、食べたことに目を背けて、どんどん自分への小さな嘘と不誠実を積み重ねていってる。よくないね。 

治るのかな。普通に食べられる日が来るのかな。太ることに怯え内日がくるのかな。最近どんどん狂ってきてるように感じているよ。