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家族がそれぞれ元気であること
家族といるときは、自分の中の『おかあさん』を起動します。家族に「おはよう」足すことのスマイルでスイッチon
Day29自分にとっての幸せはどんな状態か
いしかわゆき著『書く習慣』より
(1ヶ月チャレンジ)
おかあさんスイッチ
うちは全員、体が弱いです。春は花粉症が重くて全員発熱、夏風邪は高確率で熱性けいれんを起こして、秋冬もアレルギーと風邪と、インフルエンザと。
自分も罹患しながら看病します。私は寝込みません。おかあさんスイッチをonにしているので、動けます。動きます。頑丈で屈強です。おまかせください。
うちは夏風邪(おそらくヘルパンギーナ)との相性が最悪です。長女10才、長男3才の夏、今から8年前のことです。
まず、夫が重い片頭痛で仕事中に会社から病院へ行き、そのまま入院しました。数日後、子どもたちが出かけてから退院手続きのため病院に向かっていたら、幼稚園から電話がきました。
「長男くんの熱が39℃です。意識がなくてけいれんしているので救急車を呼びました」
朝ごはん普通に食べて、いつも通り登園したのに。大学病院に来ていたので、幼稚園まで30分以上かかります。とりあえず電話を切り、向かおうとしましたが、すぐにまた電話がかかってきました。幼稚園に到着した救急隊員からでした。
「今、大学病院にいらっしゃると聞きました。そちらにお子さまをお連れします」
隊員さんたちには、本当に何度もお世話になっています。大きくて、優しくて、頼もしいです。
私も朝から頭痛と咽頭痛があって、寝込みそうだったので熱は測りませんでした。それで、長男の体調不良を見落としたかもしれません。
とにかく、病院の救急で長男を待ちました。幸い、心配のない熱性けいれんでした。熱は高いのですが、着いたときには顔色も回復して、ストレッチャーに体を起こして不思議そうにまわりを見ていました。
夫の退院手続きを済ませて、私は二人を車に乗せて帰りました。
その翌々日、夫も長男も回復してきていましたが、長女が発熱していました。悪い予感がしました。
案の定、午前中に意識を失って救急車を呼びました。来てくれたのが長男を大学病院に運んでくれた隊員さんでした。
「ぼうやは元気そうだ。良かったね。おかあさん、しっかりね」
夫に長男を託して、私は長女と救急車に乗ってまた同じ病院に行きました。こちらも、心配な所見はなかったのですが、意識の回復に時間がかかり、帰ったのは夕方でした。
今おもいだしても肝が冷えます。無事で良かったです。
睡眠モード
夫と長女がいつもどこか体調不良です。長男は胃腸が強くてしっかり食べられる体質で、11才となった今はずいぶん丈夫になりましたが、小さいうちは人並みでした。
全員がなんとか回復して出かけられると、その日はリビングで午前中からこんこんと寝ます。
眠り込んでいて子どもたちをお迎えに行けなかったことが2回ありました。平日の幼稚園のときに1回、小学校の防災引き取り訓練のときに1回。
幼稚園は先生がバスを降りてうちのインターホンを押してくれました。小学校は電話がかかってきて、あわてて迎えに行きました。
ベランダいっぱいの洗濯物
ひとりきりでリビングに居る状態は、家族がそれぞれ元気で活動しているということです。
ひとりでその日の用事をこなしているのがしあわせです。特に、ベランダいっぱいに洗濯物を干したところが好きです。
シャツ、ボトムス、下着、くつした。みんな、回復して良かった。
小学校の朝礼のマイク音声が遠くに聞こえて、もっと遠くから踏切の鳴るのが途切れ途切れ聞こえて、生活が息を吹き返します。
私も、大きく息を吸えます。柔軟剤のフローラルが華やかすぎて、次はグリーンのにしようとおもいながら、ほうと長めに息を吐く。
そんなひとときが、しあわせです。