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日本とアメリカのメンタリティをもつEirikが感じたブランドへの「違和感」
こんにちは、Apoptosisのマーケター・ozです。
2022年9月、静岡茶のボトリングティーブランド「Apoptosis」は初めてのクラウドファウンディングを行い、多くの方のご支援を得て販売、ブランド強化を進めることができました。
そして今、私たちApoptosisチームは第2のフェーズに足を踏み入れようとしています。ものづくりから、文化づくりへ。歴史を振り返る人から、歴史をつくる人へ。
新しいプロダクトと組織につきものの、言うなれば「混沌とした」状態のApoptosis株式会社で "For the history makers." という指針となる言葉を考えだしたEirik。そこにどんな思いがあったのかを、聞いてみました。
Eirikがブランドを言語化してくれたApoptosisと私達のストーリー
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そもそも、「Apoptosis」はどのような経緯で生まれたのだろうか?
Ken(代表)
「資本主義社会ではいろんな事業のやり方がありますが、うまく社会に乗れる人もいるけど、実際その中で被害を被っている人がいますよね。
僕は、最近の構造的には日本の一次産業に皺寄せがいっていて、その中でも静岡の茶農家は特に被害を被っているんじゃないかなと思ったので、自分ができることをまずはやってみようってことで始めました。
去年7月から始めて、人も集まりお金を払ってくださるお客様も多く現れて、たくさん応援してもらい、農家やメーカーともパートナーシップが組めたので、会社化しました」
「自分にできることから始める」という意志からスタートしたApoptosis。実際に、昨年クラウドファウンディングでも応援やサポートを多くいただき、徐々に活動の幅は広がってきている。
そんな変化も多く、一言でいえばカオスな組織に飛び込んでくれたEirikに、Apoptosisはどのように映ったのだろうか。
Eirik
「1人1人がgiveの精神をもって他の人のために動いている。これからはそれがしっかりと報われる社会になるといいし、その先陣を切るブランドとして体現しようとしていると思いました。
大袈裟かもしれないんですが、今までのApoptosisのヒストリーを振り返ってこの "For the History makers." というブランドコンセプトが出てきました」
History makerというと、具体的にどんな人を指すのだろう?
ふと疑問に思い、問いかけてみた。
Ken(代表)
「本当に頑張って、誰かにとって必要であることを淡々とやってる人。
あまり褒められないんですが、僕は、自分の身を差し出して、他人にギブできる人って本当に美しいなと思っていて、そういう人がHistory makerであると感じています。
そういう人がもっと、健康や食べる幸せを追求して幸福度が高まること、ビジネス的な意味で収支が成り立つこと、この事業を続けることで日本の茶業や産業、外貨獲得へ明るい未来をつくれるんじゃないかと感じています」
History makerへの思い
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Ken(代表)
「History makerには、美徳の感覚があったり、自己犠牲の感覚があると思います。
自己犠牲と言うと響きが悪いように感じますけど、人間の本質でもありますよね。動物的な観点から見ても、仲間で動いてきたからこそ生き残ってきて、今ここまで進化してきて、誰かのために何かをやるっていうのが日常的に行われている。よくよく考えると全然物騒じゃない」
Apoptosis(アポトーシス)という言葉も、個体をより良い状態に保つために、計画的に行われる細胞死のこと。「花びらが花から落ちる」や「葉が木から落ちる」といった細胞活動を指しており、成長、休息、再成長の想いを込め名付けたと代表は語る。
だからこそ、Eirikが提案した "For the History makers." というブランドコンセプトに納得感があった。
この言葉が決まってから、チームへの浸透とWebサイトのリニューアルをわずか2週間ほどで(!)急ピッチで進めることができたそうだ。
このブランドコンセプトを言葉だけで終わらせるのではなく、既に次のアクションに向けた計画が進んでいる。
Ken(代表)
「今僕たちがパートナーシップをとっている静岡は、間違いなく日本を代表できる産地のひとつ。世界に今作ろうとしている新しい価値観を広める出発地点として、最大のパートナーと感じます。
一方で、ビジネスとしての持続性ももちろん大切。
お金の支援をいただくことは難しいことではありますが、僕たちができることを今後増やしていくために、新しいプロダクトの展開と、皆さんとのタッチポイントを作っていこうとしています」
次回の記事では、このプロダクトの展開と、今後の計画について明らかにしていきたいと思います!
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