【要約】言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える 樺沢紫掩 著
・約75%の人々が悩みを抱えている社会
・そんな悩みが解消される本
・悩みを解消するための「言語化」という方法について教えてくれる本
・言語化を活用することで悩みを解消することができる
①まずは悩みを言語化すること
・言語化のメリット→心がすっきりすること
ex)仕事の悩みを友人に話しただけで悩みがすっきりする
・トラウマなどの経験は自分の言葉で説明できるようになった時、初めて解 消される
→意識と無意識が関係している
思考の95%が無意識の中で処理されている、また無意識下でのネガティブな感情は改善するのが難しい。無意識の処理されている為、どうしようもないからである。
よって、トラウマの解消には、それを意識の中まで引っ張り上げないといけないのである。ここで、「言語化」が必要になる。
・意識して言語化できれば、改善策を考えることができる。
・言語化すれば、悩みが案外大したことがないと気づく場合がある。
・「悩みが生じたときは、言葉できちんと説明できるか」を考えることが大切。
②言語化は脳の負担を減らし思考力の向上を促す
脳の容量が関係している
→脳は基本的に3つの情報までしか同時に処理できない
よってそのうちに1つを悩みで埋めてしまうと、思考力が低下してしまう。
→思考が鈍ると、悩みの解決策も浮かばない
→いつまでも悩まされるという負のループである
そこで言語化が必要
悩みを紙に書き出すと、脳の容量を埋めていた悩みを外に取り出す効果がある。よって、思考力が向上する→解決策が思い浮かぶ
・頭で悩み続けるより、紙に書き出すことが大切である!
③悩みを話してオキシトシンを分泌させよう
悩みを人に話すと心が軽くなったことがだれしもあるはず。
→オキシトシンというホルモンが関係している
通称、幸福物質。楽しいと感じたときに分泌されるホルモン。
→オキシトシンの分泌で、ストレスが軽減し、免疫力も高まる。
オキシトシンが分泌される行動
ex) 恋人とハグ、友人とのおしゃべり
しかし、心を許していない人と話しても、オキシトシンは分泌されない
→好きな人や、信頼できる人と交流すること。
④自分の弱みや悩みを相談しよう
・相手に相談しようとする人は案外少ない、著者のアンケートによると全体の3割ほど。
なぜなら、自己開示につながるから。相手に欠点、弱みをさらすのが嫌と思うからである。
しかし、これでは状況は改善されず、悪化していくケースもある。
一度、悩みやストレスを医者に相談するだけで、悩みが解消されるケースもある。
・悩み事があるなら、勇気を出して誰かに相談すること!
・自己開示は相手にとってはうれしいもの
→相手は、あなたに対して、悩みを打ち明けてくれるほど信頼されているのだなと感じる。喜んで話を聞いてくれる。
⑤友人は1人いればよい
・仮に現時点で相談できる友人がいないとしても友人はすぐにできるから安心してほしい。
→みんなが新しい友達を欲しがっているからである。友達が欲しくないと思っている人などいない 共通点がある人を探してみよう
ex)好きな食べ物、趣味 共通の出身地
マッチングアプリなどを活用する、同性の人ともマッチできる
友達作りは高いハードルを感じる必要がない。気軽に友達を探してみよう
⑥気軽にガス抜きをしよう
・相談することに気負いを感じるなら、今思っている事をそのまま口に出してみよう。 つらいー、くるしいーなどいうだけでもストレスは解消される。
・友達には、アドバイスを求めなくても、ただ愚痴を言うだけでも良いのだ
ひたすら話を聞いてもらうだけでよい
本書によるとこれで、9割の悩みは解消されるとのこと
・このガス抜きは、心理カウンセリングでも使われる手法
→カウンセリングの現場では、助言やアドバイスをしないというのが基本方針なのである。→気づきを促して、自分で気づいてもらう
ダメなガス抜き方法もある
①同じ話を何度もすること
→記憶に固定されるから。ふとした時に思い出し、つらい気持ちになってしまう。よって、一度にすっきりと感情を流してしまうことが大切である。
②自己卑下
→同じく、自分の悪い部分がすり込まれるから。ネガティブな性格になる。
よってポジティブなことばを使い続ける事
ポジティブな言葉を発すると、ドーパミンが分泌される
記憶を増強する作用がある。自己肯定感が向上する。
⑦書いて楽になる
悩みの端的な言語化によって、対処法をネットで調べられたり
書店で同じ悩みのテーマの本を探すことができる。
・書くことと口に出すことは同じ効果がある
書くことなら一人でもできる
3行ポジティブ日記
→今日の楽しかった出来事を3つ思い出して、1行ずつノートに書き出す
そこに書いた出来事をイメージしながら就寝する
→ストレスが解消される。
まとめ
・悩みをするためには、言語化がおすすめ
・自分の頭の中で考えるよりも誰かに相談したほうが良い
・相談することにハードルを感じるなら、ガス抜きしてただただ話を聞いてもらうだけでよい
・悩みを口にすることだけでストレスは軽減される。
この時同じ話を何度もしないこと、自己卑下をしないことを心掛ける
・どうしても誰かに話せない場合は、悩みを紙に書き出すだけでよい
最後まで読んでいただきありがとうございました!
興味を持った方は、是非読んでみてください。
それでは今後ともよろしくお願いいたします!
APO
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?