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人の幸せを喜べないとき

いつもお読みいただきありがとうございます。

今日はちょっと重い?タイトルですが、私には、「人の幸せを喜べなかった時代」がありました。

ピークは20代前半の頃だったように思います。まさに、これまで書いてきた“暗黒の時代”の真っ最中です。

そりゃあ、あれだけ精神がボロボロでは無理だろ、と若干自分に同情しなくもないですが、当時は、人の幸せを喜べないどころか、テレビ越しに笑っている人を見るだけでムカついてました。

「私はこんなに辛い人生を送ってるのに、笑ってられるなんて!」みたいな、今振り返ると、ほんとヤバかったなあの頃は、という感じです。。

ただ、心の中はそんなズタズタでも、当時は今よりさらに「人の目を気にしていた」ので、周りの人から余裕のない嫌な女に見られるのは嫌だった。なので、外に出れば、ハッタリで「バリバリ仕事して稼いで余裕のある大人の女」を、必死で演じていました。

例えば、友達の結婚や出産の知らせなどが来ると、「ほんとおめでとう!良かったね~!」と祝福し、「私は仕事ばっかりでそれどこじゃなくて~」なんて言いながら、あとで一人になると布団の中で歯を食い縛りながら悔し泣きをする、というような状態。笑

でも不思議なことに、無理にでも、歯を食い縛りながらでも、ハッタリで演じていると、だんだん演じているそれが本当の自分になっていくんです。これ、ほんと不思議です。

最初は無理して顔をひきつらせながらだったものが、30を過ぎた頃から、本心から人を祝福できるようになってました。正直、積んでたのは仕事のキャリアくらいで、だからといってさしてお金が稼げているわけでもなく、金銭面や精神面などの状況は20代の頃と大して変わっていなかったのに、です。

こんなことが幾つかあって、私は「ハッタリ論者」となり、「言葉の力」というのを確信していくわけなんですが、

専門家でないので正確じゃありませんが、たぶん、「自分の行動を自分に見せ、自分の言葉を自分の耳に聞かせる」ということが重要なんだと思います。そうすると、まるでもうそういう人間であるかのように、脳が勘違いしていく。

いい女を演じて、そういう言動を取っていると、その情報が目や耳から入り、まるで元からそうだったかのようになる。ある意味、「自己洗脳」みたいなことでしょうか。そして、現実が遅れて少~しずつあとからついてくる感じ。

だから、これは死ぬまで強く強く言っていきたいことですが、良いことも悪いことも、「言ってることはそのまま現実になる」ってことです。今の現実の状況がどんなに悪かろうと、それは全く関係ありません。

まあ、こんなことは、昔からたくさんの人が言ってるし実証してることだからアレなんですけど、それでもいまだに「私はモテない」とか「私には魅力がない」とか「どうせ私は運がない」など自分に聞かせつづけて、自ら自分の可能性を狭めてしまう人がたくさんいます。実際私の周りにもいます。

「言うだけはタダ」って言葉がありますけど、ほんとそうです。言うだけなら何もお金はかかりません。時間もかかりません。現実や本心はどうでもいいから、「ただ前向きな言葉だけを口に出すようにする」だけ。こんな安上がりな開運法、他にあるでしょうか。笑

で、厳密に言うと、もちろん「言ってるだけ」で充分絶大な効果があるんですが、最終的にそれが「完全に自分の素(す)になる」までのプロセスについて書いてみると、

例えば、「モテたい」場合。一応ここでは、女性を例にしますが、男性でもやることはまったく同じです。

まずは毎日、鏡に向かって「私はモテる、いい女」と唱え続けます。最初の1週間くらいは、吐き気がするほどツラいかもしれません(私はそうでした)。何せ、「言っていることと現実の自分のギャップ」がすごいからです。鏡の前には、おおよそ自分の理想とは遠い人間が写ってる可能性があるからです。

でも、それに耐えてもがきながら1週間も続けると、モテる女はこうじゃないはずだ、もっとこうなりたい、こうしたい、いい女ならこうするはすだ、と、次から次へと改善策がでてきます。

で、いろいろできる範囲で最大限自分を改善させながら3週間も自分に言い続けると、錯覚してきます。「ちょっと、いい女になってきたんじゃないか?」と。

これでも充分なんですが、ただこの時点ではまだ“錯覚”なので、自分に確信を持たせるためには、このタイミングで一歩外に出て「成功体験」を積むことが必要になります。そうすることで初めて錯覚が“現実”になるからです。

この「最初の一歩」でのコツは、「いきなり高いところを目指そうとしない」ということです。ここでいきなり弱い芽がへし折られてしまうと、かなりのダメージになるからです。

恋愛なら、まずは、多少自分の好みからは外れていても、心から「すごくかわいい」「あなたが世界一」と言って惚れてくれる相手に身を任せてみることです。甘えて経験を積ませてもらいます。

ハッタリでモテる女を演じてるわけですから、最初はめちゃくちゃドキドキしますが、一度成功体験ができれば、あとはほぼ同じことを繰り返すだけです。

最初の相手が人生のパートナーになればそれはそれで素晴らしいですが、人生なかなかそんな簡単じゃないですからね。

そして、成功体験を5、6回も積み重ねれば、もう演じていた姿が知らぬまに素になっています。こうなればもう、自分を磨きつづける努力は必要ですが、“演じること”を努力する必要はありません。

何事も最初がない人などいません。どんなにモテる男女にも、「めちゃくちゃドキドキした最初の一人目」がいます。それが遅いか早いかだけのことです。で、早ければ早いほどいいです。年をとるごとに、腰は重くなるので。。

そんなわけで、話があっちこっち行きましたが、まずは何事も、お金も時間もかからない「自己洗脳」「ハッタリ」から。 何事も初めなければ初まりません。ウジウジしてる時間はもったいない。

そして、最初は「自分のため」でいいと思います。自分が満たされていないのに、他人の幸せを願えるなんてそんな高尚な人間、そういるもんじゃありません。

だから、人の幸せを願うのも、まずは「自分のため」と思えばいい。

「私、幸せ」と心から思ってる人が、人を傷つけたり、人の邪魔をすることってまずないわけです。

つまり、自分の周りに幸せな人が増えるということは、それだけ、「自分が平和に暮らせる確率が上がる」ということでもある。

特に、自分の身の安全を常に考えて動いてるHSPの人にはより共感してもらえる気がするんですが、自分の身を守れる、自分が平和に暮らせる、これって素晴らしいことじゃありませんか。

自分を愛せれば、自然に人も愛せるようになります。

私は、占いも好きですし、夫にも友人にもよりかかり甘えて生きてますが、その一方で、人はひとりで生まれてきて、ひとりで死ぬのもまた事実なので、「自分で自分の道を決めていく」というのは、「自分の人生に満足する」ためには必要不可欠なことだと思っています。

自分の人生、後悔しない選択を自分でしていきたい、そうしてきたんだ、という確信を持っていきたいものです。

とりとめもなく書き連ねましたが…

今日もお読みいただきありがとうございました。

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マザー愛
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