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名古屋で北欧スタイルのコーヒーを
以前、カフェで「コーヒー豆の種類とか自分の好みとかよく分からなくて」と相談したことがある。お店の方は「お気に入りのお店を見つけて通ってみて、豆の違いを比べてみるといいですよ」と教えてくださった。
だから、まずは自分に合う「何度でも通いたいお店」を見つけ、まとめていこうと思う。
そもそも、お店選びって難しい。カフェのお客さんがみんな、コーヒーにこだわりを持っているわけじゃない。目的も、知識も、こだわりもそれぞれ。
私は、そのお店ならではの雰囲気があって、何種類かある中からコーヒー豆を選べるお店がすき。お店の人がお客さんに「いってらっしゃい!」と声をかけるようなアットホームなお店は、1人でも居心地がいい。
今回紹介するのは、愛知県名古屋市にある「TRUNK COFFEE」。それぞれの豆に合わせた焙煎で抽出されたコーヒーがいただける、スペシャルティコーヒーの専門店。名古屋に3店舗を構え、海外にも進出している。
デンマークや「FUGLEN東京」で経験を積んだオーナーが、浅煎りが中心である北欧スタイルのコーヒーを新しい文化として発信しているところがかっこいい。「地域のコミュニティの場」を目指した空間づくりや、店舗の場所(名古屋の中心部から少し離れた高丘駅の近くにある)にもこだわりがあるそう。
そしてもうひとつ。TRUNK COFFEE高岳本店では、ドリンクを1杯注文すると、スイーツやフードの持ち込みが可能。お店のすぐ近くにある「洋菓子店slow」でテイクアウトしたスイーツとのペアリングを楽しむ、なんてこともできてしまう。寛大なお店だ。
こちらでいただいたのは、
ケニア(¥550) 抽出方法:オリガミ
抽出方法はカリタウェーブ・オリガミ・エアロプレスの3つから選べる。一番バランスがいいと言われたオリガミのドリッパーを選択した。
豆の種類も珍しいものから、定番の種類まで、10種類くらいあったはず。種類の多さに圧倒されているとすぐ、店員さんが説明してくれてありがたかった。
注文したケニア、柑橘類の酸味があって爽やかな味!冷めても酸っぱさが嫌にならなくて、とてもバランスがいい。エチオピア以外の豆を飲んだのは初めてかもしれない。浅煎りのコーヒー、おもしろいなあ。
私は、コーヒー豆を選ぶとき、深煎りを注文することが多かった。理由は、豆をじっくり焙煎し、ガツンとくる苦味を楽しむのがコーヒーの魅力だと思っていたから。
最近やっと、スッキリする味わいが楽しめる浅煎りの魅力に気づいた。
サードウェーブコーヒーの流行でじわじわと浅煎り専門店も増えている一方、喫茶店文化が根付いている東海エリアは、深煎りを提供しているお店が多いそう。そんな中で、「豆本来の味わいを楽しむ」浅煎りをあえて選んで飲んでみるのも新しい選択かも!
今日はどんなコーヒーを飲もう!とワクワクできるお店。気になった方はぜひ、足を運んでみてください。
【TRUNK COFFEE 高岳本店】
〒461-0001 愛知県名古屋市東区泉2丁目28−24 東和高岳 ビル 1F
年中無休 (年末年始を除く)
052-325-7662
公式Instagram
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