
「木漏れ日」を探して、生きていたい。
フレッシュな葉っぱから差しこむ木漏れ日。この、キラキラと光るような自然の美しさを「こもれび」と名付けた人は天才だと思う。

そんな木漏れ日を見つけると、気持ちがふんわりと癒される。
きっともうすぐ、外に出ることすら嫌になってしまう暑さがやってくるから…。初夏ならではの爽やかさを感じられるうちに、存分に味わいたい。
だから、無意識のうちに、木漏れ日を目で探している。冬の澄んだ夜空に、オリオン座を探したくなるみたいに。
それでは、偶然出会えた自然に癒された日々を振り返ります。
DAY1. 友達とランチした日
堤防を車で走ると、目が覚めるような青色が気持ちがいい日だった。

お互いカメラが好きなので、公園で撮影をする。そよそよと優しく吹き抜ける風に幸せを感じた。

公園を歩いた後は、愛知県一宮市にある「the day coffee stand」へ。

カウンターと、テーブルが3つほどのちいさなカフェ。ご夫婦でやられていて、忙しい中でも、とても丁寧に対応されている。30分くらい待ったけど、また行きたいな、と思えるお店だった。

DAY2.名古屋でおいしいもの巡りをした日。
藤が丘駅からバスに乗って、尾張旭市にある「オオロラ舎」へ。こちらで「マリメッコ古着市2024」が開催されていた。
庭も、外観も、たっぷりの日差しが差しこむ部屋。どこを切りとっても、海外の田舎にある、ちいさなお家のよう。


この飾りすぎていない雰囲気、最高だなあ。普段はカフェとしても営業されているから、また訪れたい。
続いて、休憩であまいものを。東山公園駅にある「喫茶Prologue」へ。

友達と「紆余曲折あったけど、わたしたち頑張っているよね…。」と称え合う。
泣きたくなるようなことがあっても
共感したり、笑い話にしたりして
日々のもやもやを成仏させていくのだ。
さて。カフェと同じ建物にある「ON READING」にも。
話題のエッセイからZINE、写真集、マイナーな出版社など。視野を広げ、思考を深めてくれる情報がたくさん。これこそ、SNSからは得られないもの。やっぱり本屋は町から消えて欲しくないな、と思った。
おまけ

ちいさなモヤモヤを救ってくれる本。何度も繰り返し読んでいる。
前職で心が疲れていた時、著者の鈴木さんのつぶやきにも助けられた。
「嫌なことから逃げる」
— Dr.ゆうすけ (@usksuzuki) November 4, 2019
「不本意なことを拒否する」
「合わないことをやめる」
これらは全て、心地よく生きるために習得すべき必須技術だとおもう。
失敗して傷つきながら少しずつ上手くなる。
これらを習得する上での最大の障壁は「そんなことしてはいけないのでは」という己の頭の中からの声。
「生きづらさ」から抜け出すための方法を、ゲームに例えて「攻略法」と表現。難しい表現が分かりやすくかみ砕いてあり、具体例がたくさん挙げられている。
他者から押しつけられた「べき思考」に気づかないまま、苦しんでいる人はたくさんいます。真面目で人の言うことを素直に受け止める人ほど、誰かから押しつけられた「べき」を取り込み、それに合わせて身を粉にして努力してしまいがちです。この本を読んでいる人の中には、そういった人が多いのではないでしょうか。
好きなものに癒されたり、心のお守りのような本を読んだり。「木漏れ日」を探すことに、すこし似ている。
ご機嫌な自分で過ごせるための努力を、惜しまないでいたいな。