焼き菓子とカレーを巡るひとり旅
週末、旅に出ると決めていた。
「カレー」と「キャロットケーキ」がどうしても食べたかった。
食べることが、旅の目的である。
Instagramの保存リストとにらめっこしながら、「どのお店でキャロットケーキを食べよう?」などと思案すること数日。
大阪は、おいしいもの巡りがとにかく楽しいまちというイメージ。個性あふれるお店の宝庫であり、特に焼菓子店があちこちにある。
食欲を満たす、気ままなひとり旅の記録。
前日に、「EX早特1」で米原-新大阪の新幹線の乗車券を購入。
米原-新大阪の乗車券と自由席の特急券は通常4510円だが、前日までに購入すれば2520円。青春18きっぷがかなり改悪してしまうので、早特きっぷを利用する機会が増えそう。
1.午後の喫茶マイニチ
11時半ごろなんば駅に到着。お店は、ナビで目的地に設定しないとたどり着けないところにある。
駅近くのビル群の中に、突如細い路地が現れる感じが大阪らしい。
キャロットケーキの種類がとにかくたくさんで夢のようだ。キャロットケーキがいつでも食べられるお店、東海エリアには少ない気がする。
キャロケブラウニーをイートインで。ベーシックなキャロットケーキをテイクアウト。
キャロットケーキはどれもグルテンフリーなのもうれしい。もっちりとした食感と、シナモン香るフロスティングがとってもおいしくて大満足。
2.Chabo
帝塚山にある、ご夫婦の丁寧な接客に癒される喫茶店。カウンター席に座るのは落ち着かないので、広めのテーブル席でゆっくり食べられるのが嬉しい。
スパイスカレーはもちろん、見た目もかわいいおやつも人気。こちらもキャロットケーキがあるのだが、今回はカレーを。
まろやかキーマとバターチキンのあいがけカレー。チキンがごろごろと入っており、満足感もしっかり。ファンが多いのも納得のおいしさだった。
3.Calo Bookshop and Cafe | Calo Gallery
食べた後は、お腹をすかせるべく(?)ずんずんと歩く。
大きな公園を一周したり、本屋で気になる本を探したりするうちに、あっという間に時間がたっていく。
大手の書店や図書館では出会えない、リトルプレスやZINEを取り扱うお店。
特に食にまつわる本の棚から、1冊ずつ手に取ってページをめくる。「もっと知りたい」と好奇心が刺激されて、たのしい。
それに、なんとなく惹かれた本の出版社が同じ、ということがあると「おっ」と思う。この自分の感性が動く瞬間を、大切にしたいと思う。
4.PONY PONY HUNGRY
お店の名前も、ショーケースに並んだ焼き菓子も全部がかわいいお店。かぼちゃや栗を使った焼菓子など、季節感のあるおかしもたくさん。
チョコチップクッキーと、マフィンを購入。明日からもしばらく楽しみが続くのがうれしい。
10年前。大学生のときに読んでいたブログがきっかけでカフェ巡りにハマり、大阪にも何回か訪れていた。
そして、今。こうやって記事を書いたり、写真を撮ったりして発信することが、仕事になっている。
当時行ったカフェは、まだあるのだろうか。月日が流れても、いいなあと思うお店はあまり変わっていないと思う。
今回、定休日や臨時休業に当たったりして、行けなかったお店がたくさんあるので、ここでまとめて紹介します。また、近いうちにリベンジしたい。