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kakukakubooks
#ネタバレ 映画「返校 言葉が消えた日」
返校 言葉が消えた日
2019年作品
103分間の悪夢
2021/8/2 21:49 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)
台湾の言論弾圧の歴史を描いた作品でしょうが、表現方法はホラーです。
103分ほぼコワいのです。
学校という迷宮から抜け出せない、生者とも死者ともつかぬ若者たちが、夢とも現実ともつかぬ、悪夢のようなドラマを作り上げました。
しかし、哀しき純文学を期待していた私には、異色過ぎました。
そのダークに★★★☆の評価をいたします。
追記 ( 二つの修羅場 )
2021/8/2 22:52 by さくらんぼ
言論弾圧を「独裁者が自分以外の指導者に持つ嫉妬心の発露」としてとらえる事も出来るのかもしれません。
そして、言論弾圧下の学校でも、一人の男の先生をめぐって三角関係のラブストーリーが生まれ、その嫉妬心から、当局に恋敵を売った少女がいました。
二つの嫉妬心が火花を散らす、文字通りの修羅場が、物語を裏打ちしています。
なぜ、あんな大人しい少女が…という問いには、「だから売ったのです」と答えられるのかも。大人しい人には見かけによらず強い人もいれば、見かけ通りに弱い人もいるのです。
このあたりが主題なのかもしれません。
追記Ⅱ 2022.7.11 ( お借りした画像は )
キーワード「三角関係」でご縁がありました。白ちゃんも良いですが、黒ちゃんの横眼も可愛いですね。そのままでも良かったのですが、少しアップにして上下してみました。ありがとうございました。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)