7月(2023年)の読書
7月も大江健三郎月間だったのか?その割には大江健三郎の本は二冊だけなのだが、大江健三郎から派生する本がけっこうあるのだ。それらの読書でもあったのだと思う。ナボコフは今まで敬遠していた『ロリータ』をこの年になって読むとは思わなかった。むしろこの年になってから読むので、「ロリータ」の妖しい魅力よりもハンバート・ハンバートの老いの文学の方に興味があったのかもしれない。それは大江健三郎「晩年の仕事」のテーマでもあった。
ベスト本
『憂い顔の童子』大江健三郎
『民俗学入門 』菊地 暁(岩波新書)
『君たちはどう生きるか 』吉野 源三郎(岩波文庫)
『ロリータ』ウラジーミル ナボコフ , (翻訳) 若島 正 (新潮文庫)
『カルメン/タマンゴ』メリメ , (翻訳)工藤 庸子 (古典新訳文庫)
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』若島正
『取り替え子 』大江健三郎(講談社文庫)
『イェイツの詩を読む』 (著)金子 光晴 , 尾島 庄太郎, (編集)野中 涼
『雲は美しいか: 和歌と追想の力学 』渡部 泰明(29;29) (ブックレット〈書物をひらく〉 29)
『在原業平・小野小町』 目崎徳衛(1970年) (日本詩人選〈6〉)
『疾走する俳句―白泉句集を読む』中村 裕
読書メーター
2023年上半期の本ベスト約10冊
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