振り返り柚子薫るひとよ老いの恋
柚子
柚子は秋の季語だけど「ゆず湯」になると冬の季語。だいたい秋の料理の匂い付けとして皮が使われるのだが、そのとき実はどうするのだろうか?
ジュースにしたり、マリネにしたりとあるが、そんなの使っていたかな?ただ匂いつけみたいな感じだと思っていた。
柑橘系は匂いだよな。目が覚めるような。でもゆず湯は温まるためだった。柚子湯は皮膚が痒くなるので、もっぱら入浴剤だが、そういえばそろそろ乾燥肌の季節。柚子の名句。
芭蕉の句は冬になりつつ秋という感じか?「重なる肌」とか。考えるとエロい句だった。確かに写真を見ると柚子が肌を寄せ合って、香りがしてくるようにも思える。
振り返り美人の句。逆の方がいいか。
春の句だな。晩秋だと老いの恋か?
中八になったけど呼掛け的な「よ」がポイント。
昨日は引きこもり。NHK俳句、短歌を見てレッスン日。短歌もだいたい出来ているのだが、『短歌研究』の今月号で詠嘆の特集があり興味をひいた。詠嘆は叙情性かなと思って、韻律の奴隷ということで敬遠していたのだが、叙情性は感情だから消すことは出来ない。要は使い方なんではないのかと思ったのはプロテスト・ソングも恋の歌で成り立つのを知って、浮かれてばかりの恋の歌もあれば、戦時の危機的状況にあっても恋の歌が歌われそれがプロテスト・ソングになる。また芭蕉の叙情性は杜甫から来ているということで、戦時の叙情性なのかと思った。人の栄華盛衰と自然の変化の永遠性。そいうことが書いてあれば面白いと思ったが今のところそういうことはなかった。詠嘆が呪術で魔法を呼び込む言葉として、短歌の中で穂村弘が呪術的な使い方をしたとか。それはちょっと興味深い。
今日は町田の図書館に返却に行く。読みたい本は横浜で十冊借りてしまったから、借りないようにしなければ。
今日の一首。昨日時事詠が出来なかったな。それほどのニュースもなかった。やっぱ大統領選の方がニュースになるんだな。
『光る君へ』見るか。闇バイトのニュースがあったな。金権政治がまかり通っている社会で警察がいくらアナウンスしても、政治家とりしまれよと思ってしまう。社会が金がすべてとなっているのだから。