短歌レッスン76
「イヌホウズキ」か「アメリカイヌホウズキ」。花だけでは判断が難しく実で区別するとか?綺麗な雑草だと思ったら「イヌ」が付く野の花は役に立たないという意味があるという。「いぬふぐり」とか。それは人間に取って役に立たないだけで、自然では何かに役に立っているのだろう。だいたい役に立つとか立たないとか。人間が一番役に立たない。イヌホウズキは中秋の季語だった。一句。
斎藤茂吉短歌
前に中野重治『斎藤茂吉ノート』でやってみたのだが中野重治は斎藤茂吉の短歌はわからんという姿勢だったので、ちっともわからなかったので多少とも理解するためにこの本を選んだ。『石川啄木の百首』でやりやすかったので。まあ斎藤茂吉調にはならんと思うが、「反面教師」として。
ただ読んだだけでは意味がわからんよな。この歌は『古事記』の「あなにやし、えをとめを(ああすてきな、いとしい乙女よ)」「あなにやし、えをとこを」を取り入れているという。古謡に倣ったということだった。教養がなければわからん。それを蠅に喩えているのだな。「ゑらぎ」は「喜び楽しむ」という意。これを26歳で作ったとか。面白いと言えば面白いかな。『ハエ男の恐怖』という映画があったが。リメイクされた『ザ・フライ』は面白かった。
模範十首
「年増女」と「グレダ・ガルボ」の比喩は、長谷川泰子に言われたものか?
長谷川泰子の子供は、中也は可愛がったとあるが。代々木山谷は、谷底の地名は「山谷」と言ったので各地にあるが、ドヤ街とは違うみたいだ。渋谷の地名。
「思慕下総」という掛詞的表現。
「頑是ない」はよく出てくる。聞き分けがないの意。
佐規子とするのは音韻がいいからなのか?「差せし」と。
花は桜じゃないようだ。「紅」とあるからもっと派手な花か?
「下駄雪駄月給取り」は掛詞か?「千束」は「恋文のたば」とあったが。
「来たった」は江戸弁だろうか?「破顔一笑 一生の恋」掛詞的表現。
「足駄」は雪の日に履く歯が高い下駄。「針鼠」も掛詞的か。「むしろの針」的な。
「獏より寒く」とは?「夢もない」ということか?
うたの日お題
もう10時だった。「インポテンツ」「償い」「イメージ」「時価」「亀」「浣腸」「内」「力」
いつもお題は品がないのが多い。それを品よく詠まねばならないんだよな。なんかな。よくこんな所にいられるな。短歌の練習だと思えばこそか?「インポテンツ」なんてどう詠むのだろう?
題を詠み込んでなかった。上位はだいたい詠み込んでなかった。こういう暗黙の了解は知らないと辛いな。
「浣腸」は、詠み込まないでイメージするのは何だろう。悪ふざけとかか、「いたずら」とかか。今日はこれにするか?
茂吉風に。
「少年時代」を変えるか?
結果
最下位だった。まあ、♪一つ付いただけでも良しとしなければやっていけない。
トップ
綺麗じゃないんだけど、お題がお題だけにこういうので良かったのか?
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