『源氏物語 27 篝火 』(翻訳)与謝野晶子(Kindle版)
内大臣の近江の君が笑い者になっている話は、女房たちの噂話であり、光源氏が玉鬘を求めるのは肉体行為であるわけだから、自分のことは棚に上げてと思うのだが、玉鬘の方でも光源氏に気を許しつつあるのか?
琴の練習が終わって琴を枕にするなんて、何のレッスンだ!と思うものも風流と言えば風流である。そのように描かれている演出は「篝火」ということなんだが。
玉鬘の和歌は上手くなっているのか?
そして、源氏が追い出されて別室では、夕霧の音楽会。頭の中将とあるのは、息子の柏木だった。心の琴を掻き鳴らすとは短いけれど、盛り上がってきた。