アドベントカレンダー12日目:スキなキャラクターは?
こんばんは。shiroです。
『賑やかし帯アドベントカレンダー』12日目。
今日のお題はずっと楽しみにしていました。
それではやっていきましょう!
今日のお題はこちら。
『NARUTO』の奈良シカマルです。
シカマルは小さいころから好きで、疾風伝での彼の年を追い越した今も一番好きなキャラクターです。「NARUTO」はアニメをずっと見ていたのでこれから紹介するものはいずれもアニメを見ての印象です。
奈良シカマルと言えば頭の切れるキャラクターですが、私はどうしてシカマルに惹かれるのか。
昔は視野が広くて頭脳明晰なところだと思っていたのですが、今回のお題に答える上で改めて考えてみたところ、それだけではないことに気がつきました。
涙が印象的なキャラクター
NARUTOの中でシカマルが涙を流すシーンは意外と多くて、いずれもかなり印象的です。
サスケ奪還任務での涙
サスケ奪還任務で任務には失敗したものの、仲間全員の無事の知らせを受けた時の涙。
初めての小隊長としての任務で仲間を守れず、任務にも失敗し、自分は忍びに向いていないと呟く。逃げかけたところを父のシカクに諭された直後の場面です。
引用した言葉が印象深く残っていて、記事を書くのにあたってアニメを見返してみました。自分の未熟さを受入れ、涙を流しながら決意を示す姿が印象的です。
ここがシカマルの覚悟のスタートだったのかなと思いました。
アスマの死で見せた涙
師であるアスマを看取った直後に、雨に打たれながら流した涙。
「煙が目に…染みやがる」ふり絞るように言ったこの場面は忘れられません。
アスマの死後、押さえていた感情を吐き出したときの慟哭
こちらはシカマルの父であるシカクがアスマの死後、感情に蓋をしたシカマルにかけた言葉です。その言葉を機に抑えていたものを吐き出し慟哭するシカマル。シカマルのことをずっと見てきた父だからこそかけられる言葉。そして、父自身はその先を既に見ているようなそんな言葉です。
疾風伝第302話「第十班」は、冒頭のアスマの葬儀から、シカマルの慟哭と覚悟、そして出発まですべてのシーンが丁寧に描かれていて話に惹き込まれます。この第302話は「NARUTO」の長いストーリーの中でも一番好きな話で、特にシカマルとシカクが将棋を打つ場面が作画も色も音もすべて素晴らしいです。
筋を通すところに惹かれる
師であるアスマの弔い合戦に第十班の三人で行こうとするのを止める綱手に向けたものです。面倒くさがりで、時に気だるい感じも見せるシカマルですが、「筋は通す」というのを一つの大事な軸として持っています。
シカマルのこの時のこの言葉は、サスケ奪還任務の後に逃げようとし、周りから諭された時との対比のようにも感じました。
普段のシカマルは柔軟な思考をベースにしなやかに生きている気がしますが、一方で通すべき筋は通す、そこは譲れないという真っすぐな姿勢も併せ持つところに惹かれるのだと思います。
好きなキャラクターは自分の大事にしていることの表れかもしれない
今回は「スキなキャラクターは?」というお題を機に、自分は具体的に奈良シカマルのどこに惹かれるのかというのを改めて考えてみました。
シカマルは頭がよくて間違えないイメージがあって、実際に疾風伝の最後はその能力を如何なく発揮していましたが、こうやって振り返ってみると、任務の失敗と師の死とその弔いと、そのたびに涙を流し己と向き合って強くなったのが分かります。
一見器用で何事も卒なくこなしそうに見えますが、不器用なところもあって、もがいて悩んで時に涙する。そしてその過程の一つ一つにおいて、真っすぐなキャラクターだと思います。その姿勢が自分の大事にしていることと重なって惹かれるのではないでしょうか。
今日はここまで。最後まで読んでくださりありがとうございました。