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読書録📚藁を手に旅に出よう他3冊
きまぐれに簡単読書録
(★)はもう一度読みたい
①藁を手に旅に出よう(★) 荒木博行
ママボランメンバーのnoteから気になって読んだ本。
12の寓話の解釈をもとに、働き方、さらには人生の目的にまで言及する示唆的な本でした。
『桃太郎』からは働く意味、『北風と太陽』からはマーケティングの本質、『花さか爺さん』からは偏差値信仰、『大きなかぶ』からはストック型人材になるには?など。
そんな解釈あり!?と驚きの連続。
新人研修を舞台にした物語なのでさらさら読めます。
すべての働く人におすすめです。
実践メモ
働くこと・人生について、ピラミッドを書いてみる
②仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える 泉谷閑示
今ハマっている著者。
「生きがいになる仕事もあるでしょ」と思いきや、論点がズレていました。
仕事を越えて生きる意味について考えた時、既存の「仕事」という狭い枠に「生」を当てはめてはいけないと、タイトルはそんな警鐘でした。
一日が長く、すべてが「意味」に満ちあふれた幼少期。いつから生きる喜びとは無関係な「意義」だけを積み上げるようになってしまったんだろう。
「意義」ではなく「意味」を味わう。
最近時間の棚卸しをして「意義」ばかりに意識が行っていた自分にストップがかかりました。たまにはなんにも考えずいきあたりばったりに過ごしてみてもいいのかも。
精神科医の著者ならではの視点で「生きる意味」について深く考察されている良書です。
生きる意味をじっくり考えたい方におすすめです。
③エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする グレッグ・マキューン
上司に言われたから、人に頼まれたから、SNSでみんなやってるから、いつもやってるから、流れで、咄嗟にOKと言ってしまう…
それ、本当に必要?
って話ですね。
やめてみても意外と不都合が生じないことって、実はたくさんあるのかもしれませんね。
実践メモ
遊びは脳の創造性、実行性を高めるのに不可欠。デスク周りに楽しい気分になるアイテムを置く。
④暇と退屈の倫理(★) 國分功一郎
今季、激推本です!
そもそも人間が、仕事、やりがい、生きがい、夢中にれることを探してしまうその理由は一つ。
退屈してるから。
退屈の根源的な理由は、遊動生活から定住生活への移行にあるそうです。
自由を獲得した先に退屈が待っていたという、なんとも皮肉な話。
確かに、大声で言えないんですが最近、自分は暇つぶしで仕事してるんじゃないかと思っていたところで…(書いちゃってるし)
そして核心的な問いも。
週末休むのは、翌週の仕事のため?
私達の欲望はレジャー産業に生み出されたもの?
もしかしたら、私達の考えや行動は、資本社会、消費社会に誘導されたものかもしれません。
では、どうしたら真に自由を謳歌できるのか?
これほどまでに読みながら自問自答させられた本は久々です。
図書館で借りたのですが、読みながらアマゾンでポチってました。
哲学書だけど読みやすい。おすすめです。
実践メモ
動物になる(好きに没頭する)瞬間を常に待ち構える