あなたが空を見上げれば
あなたが空を見上げれば
わたしも同じ空を見上げ
あなたの視線が水面に落ちれば
わたしは眩しい光に想いを馳せよう
気がつけば季節は
二回りと半分を過ぎていた
歳を重ねた分だけ
強くなった気もするし
狡くもなった気がするよ
素直に生きていたいって願うけど
上手くいかない
しょうがないよね
こんなに生きづらい世の中なんだ
神様だってきっと許してくれるって思うんだ
桜が咲くように
木の葉が色づくように
わたしの中であなたは
静かに規則正しく呼吸する
世間がそうするように
忘れられ