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【発達凸凹】偏食のメカニズム
息子の偏食について考えてみた話です。
発達凸凹っ子を育てる方は一度は耳にしたことがある「感覚統合」。
ざっくりいうと土台をしっかりしないと上がバランス崩れちゃうよ~
土台がないと上が発達しないよ~という話なんですが…
感覚の中には識別感覚と原始感覚があります。
識別感覚とは意識して使える感覚、いわゆる五感で視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触感。
対して
原始感覚とは意識せずに使っている感覚で、固有感覚・前庭感覚・触覚。
ここでポイントなのが識別にも原始にも共通する「触覚」です。
触覚の中には識別感覚と原始感覚の両方があって、どちらが優先されるかというと原始感覚なんです。
簡単に言うと「痛覚」と「温度感覚」が優先されます。
中でも「痛い」という感覚が一番にあって身を守るんです。
息子が家のトンカツは大丈夫なのに外食のトンカツを食べられなかった理由もパン粉が「痛い」でした。
砂遊びができないのも砂の粒が小さすぎて「痛い」と感じるからです。
聴覚過敏でも音を「痛い」と感じます。
息子は強すぎる光も「痛い」です。
特に不安な環境の中では原始感覚が優先されるので、外食だと家では大丈夫だったものがダメ!みたいなことも息子はしばしばありました…
では、識別感覚の1つ「味覚」からの偏食とは?
「味覚」は甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の「基本五味」からなっています。
その中の苦みと酸味。
これは生物からすれば「毒」なんです。
ようは「すっぱい」は「腐っている」、「苦い」は「食べてはいけないもの」です。
だから子供はピーマンやゴーヤ、梅干しが苦手な子が多いんです。
原始から「毒」という経験をDNAにインプットしていますから。
では大人になってから食べられるのはなぜか?
これは食べていく中で経験として脳にインプットされ「毒」から「食べても大丈夫」に変換されるからです。
ここで感覚過敏がでてくるといろんな「味覚」の中から敏感に「苦み」と「酸味」を感じるわけです。
するとこうなりますよね…
これは「毒」だから食べられない!!
そして「味覚」の中に入らない「辛味」 。
「辛味」は「刺激」です。
「刺激」は感覚過敏で「痛み」になります。
息子がダメな玉ねぎ…長ネギ…
ちなみに息子は炭酸やわたぱちくんも痛くてダメです!
こう考えると…
過敏いっぱい、不安いっぱいな息子の偏食がひどすぎる理由
なんとな~く、わかった気がしました!
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