見出し画像

【発達凸凹】「好き」が繋ぐ優しい世界

昆虫博士と偶然のような必然のような出会いがあった息子。

博士が主催する昆虫採集と標本づくりに参加してきました!

霧雨の降る中、山の中の素敵なロッジにいろんな専門家が8人集結!
昆虫・植物・蜘蛛・生き物・きのこ等それぞれに得意分野と専門知識があるのはもちろん純粋に「好き」という気持ちがあふれる魅力的な大人たち。

とても素敵で優しい空間でした。

何かみつけるとみんなが寄ってきて「すごいね!」「よく見つけたね!」と褒めてくれる。

「これなんだろう?」と言った瞬間に誰かきて教えてくれて、さらに見つけたことを褒めてくれる!

息子の一方的で長い話も、最後までしっかり聞いてくれる!
相槌を打ちながら「よく知ってるね!」「どうしてだと思う?」とちゃんと会話をしてくれる。

そして誰も否定しないんです。
否定的な言葉が一切出てこないんです。
「気持ち悪い」とか「それは違う」とか「そんなの気にするな」とか言わないんですよ。


例えば

不安感が強い息子が「キノコは触るだけでもダメなカエンタケみたいなキノコもあるから怖くて触れない」って言ったら

「そんなのここにあるわけない!」
「あるわけないから大丈夫!」とは言わないんですよ。

「〇〇さん!ここってカエンタケとか触ると危険な毒キノコありましたっけ?」って確認してくれるんです。

そして知っている人がいる心強さよ!

「何年もここでキノコ観察しているけど一度もみたことないから大丈夫だよ!」と馬鹿にするのでも否定するのでもなく、不安を聞いて対処してくれる!!


息子が「ヤママユ系のガと糞虫が好きなんだ!」って言ったら、2~3人の大人から「息子さん将来有望ですね!」と私までうれしくなる言葉をかけてくれる!(笑)

みんなが「好き」に夢中で、他人の「好き」も受け入れてくれて、世界が広がっていく。

本当に魅力的で優しい空間でした。


本当に本当に素敵なことばかりだったんですが、中でも良いなと思ったことが一つ。

先生たちもわからないときに「これは〇〇さんに聞いたほうが良いな!」「これは〇〇っぽいけど、あとで同定したほうが良い!」とわからないことを「わからないから他の人に聞いてみよう!調べてみよう!」と言える姿。

これはわかるけど、こっちは知らないんだよね~!と素直に言える。

しかも一緒に話を聞いて「そうなんだ!」と一緒に喜べる!

先生と子供だけど、同じ昆虫・植物好きな「仲間」なんだ!と距離感がだいぶ近く思えました!


「わからない」「教えて」が言えない息子にこんな素敵な大人の姿を通して「聞いて良いんだよ」「大丈夫なんだよ」と安心感を与えられたら…
これ以上ない幸せな教え方じゃないか!


この出会いを大切にコミュニティにどんどん参加していきたい!
そして息子にも「ここなら大丈夫」と思える居場所になってほしい


息子は今、昆虫を通して人との世界も広げています。

この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします! 頂いたサポートは発達障がいの書籍や 支援グッズとして使わせて頂きます!