日記｜魂とひとつになれたら、ごまたまごの一つや二つ。
新宿というところはいつ来ても迷路で、Googleマップさえも役に立たない (わたしには)。
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推しの東京ドーム公演を終えてから数日が経過してもなお帰還できずにいる我が魂が、今日は新宿あたりを彷徨っているということで迎えに行くことにした。
魂を捕獲するため向かったのは、新宿西口にあるユニカビジョンである。現在、LUNASEAの映像作品発売を記念して、18分間にわたりライブ映像が流れるとあり、魂が寄り道してしまうのも無理はない。
二時間に一度のペースで映像を拝めるため、私は朝の新宿に降り立った。
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ユニカビジョンは西口にある。それならば当然西口の改札から出るのが理想だけれど、新宿駅において狙った出口から出られた試しがないので、そこは頑張らない。東口っぽいところから出た。
Googleマップを開くと、現在地から真っ直ぐ進めばユニカビジョンに着くように見える。だけど、私の足が絡まりやすいのか地形がそうであるのか、なかなか思うようには進めなかった。
それでも、いつだって時間を味方につけることを心がけている私は、11時から始まる回を狙いながら９時半には現地入りしていたので、多少困難が降りかかろうとも穏やかでいられる。
気合い十分、余裕しゃくしゃくで、思ったより順調についた。再び地図を開いてみると、私の立っているところこそがまさに、ユニカビジョンだった。
ユニカビジョンづたいに歩いていたとは。
そっちがそうくるならこっちはこういくよ、ということで。横断歩道を渡り、道路を挟んでユニカビジョンを正面に捉える。そこには都合よくドトールがあり、しかも私の到着と共に窓際の席が空いた。
窓際のカウンター席は確かによく見えた。だけど直射日光が(激)きつい。おかげでホットコーヒーはいつまでもホットなままだった。
やや過酷な環境ではあったけれど一時間以上待って、無事に拝むことが出来た。
窓ガラスが汚かった。ゆえに画像も汚い。
迫力ある映像とは相性の悪い店内BGMのボサノバに加え、隣席の女性たちが大声で話す世間話にも耐えた。
悪条件ではあっても、推しに会えたことは尊いし、魂を連れて帰ることにも成功した。
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弾丸推し活を終えて、そそくさと駅に向かう途中、またしても魂が、今度はタワーレコードのパネル展に寄りたいと言って、ど根性ガエルのピョン吉並に飛び出そうとするので慌ててGoogleマップを開いた。
パネル展を見て、ようやく満たされた魂と、身も心もひとつになり、にこやかに改札を通過する。
そのあとは、新宿駅に来れば高確率で買い求める〝アレ〟を探しに売店へ向かった。
アレ、とは。
キング・オブ・東京土産、ごまたまごである。
ちょうどこれを書いている途中で2024年の出生率が過去最低だったという速報を目にした。
ごまたまごでよければ生みたいのだけど。そうもいかないのだから大人しく食べるのみ。
御茶ノ水で開催中のESPイベントにも行きたかったけれど時間がなかった。次の機会に。
弾丸推し活はつづく。
