
休日にあえてのんびりすることの効果
福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。
休日はやすみましょう〜とよく言いますが、いやいやそんな休んでる暇があったら、仕事しないとと思ったりすることってありますよね。
休んで体力を回復してリフレッシュしましょう!というのももちろんあるんですが、効果はそれだけじゃないんです。
例えば、わたしは休日に特になんの目的もなく美術館に行ったりします。ひとつはのんびりするためです。
日常から離れて、非日常を過ごすことで、あぁのんびりしてるなぁという感覚を手に入れます。人間にとって〜してるなぁと自覚したり考えたりすることは行動制御や感情の処理に非常に大切なことなので、あえて時間をとって非日常な場所にいってみることがだいじです。
美術館でなくても、動物園とか水族館とか、降りたことのない駅とかなんでもいいです。非日常でのんびりする経験をしてみてください。
もうひとつの効果はインキュバス効果です。人間は同じことをし続けたり、偏った仕事に集中していると創造力が育めなくなります。
インキュバス(孵化)効果は、ひとがなにかをひらめくときには、あえて全然関係のないことをしている時の方が多いということです。
職場ではなくて、散歩をしているときにひらめいたり、なぜかトイレで新しいアイデアが出てきたりといった効果のことを指します。
美術館にいってのんびり絵を眺めていると、あ、これって心理学のこのことを表現するのにいいなとか、情報伝達するときにこういうアプローチってありかもしれんとか、よくわからないけど真をつくような研究のアイデアがでてきたりします。
同じ場所で、同じことを繰り返すと煮詰まってしまって、新しい発想が出てこないことも多いので、あえて休む時間を作って、普段あまりしたことがない体験をしてみるのもとってもいいですよ!
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。
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