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寒波と不安【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

寒波が来ていて、めちゃくちゃ寒くなって、天気が荒れるみたいな感じの予報ですね。

7年に一度の、と報道では言っていたので、どうなるんだろうか…と心配になっている方もいらっしゃるでしょうか。

そういえばわたし一応心理学者をやっているので、「心理学的な観点から寒波と不安について」ちょっとお話ししたいなと思います。

心配になるのは普通のこと


7年に一度とかって言われるとめちゃくちゃ心配になるし、不安にもなります。

2022年の2月に北海道に出張したとき、天気が大荒れで、空港から札幌駅までバスが1千人待ち、電車は止まっている状況でした。

私もそれで不安心配反応が出てきて、パニック発作も起きる…みたいなこととかがありました。

ということなので、寒波来るのか大丈夫かなとか、心配することは、おかしいことでも何でもないです。その点はまずご安心ください。

不安はじぶんの身を守ってくれる


不安というのは、自分の身を守る為に起こる反応です。

この先にマズそうなことが起こるかもしれない時に、自分の身体を守ってくれる準備をするための反応です。

実際、備えるということも必要だと思うので、ぜひ安全確保して行動してもらえればと思います。

その上で、これはさすがに不安になり過ぎだわって場合は心理学的に対処しましょう。

不安になるパターンと対処法


大体の場合、考え方のところで不安になりやすくなったりとか、行動パターンで不安になりやすくなっています。

意味変する

考え方の方なんですが、ちょっとこれ大丈夫なのかな、今後もずっとこんな感じだったらどうしようみたいな感じの考え方が出てくる。

そうすると不安感情が出てきやすくなります。

そういう時は寒波の意味を変えて、意味変してあげるといいかなと思います。

意味変の方法は色々あると思うんですけど、僕だったら、サウナが好きなので、寒いってことは水風呂が冷えてて気持ちいいだろうなみたいな感じに考えたりする。

あるいは、外に出ない分ちょっと家でゆっくりする時間ができるかな、とか、そういうふうに、意味を少し変えてあげるというのが一つあるかなと思います。

違うことをする

もう一つは、行動を変えてみるということですね。

不安になると、どうしてもその考え込んでしまう行動みたいなのが増えてしまいます。

考え込むのは、消極的な行動を取ったりとか、家で何もしないでいるときに起こりやすいものです。

ですので、何か他のことをしましょう。

せっかく外に出れずに家にいていいという状況なのであれば、たまっている本でも読もうかなとか、あるいは映画とか何かネットフリックスとかで見てみるなど、何か違う行動を取ってみるといいんじゃないかなと思います。

それでも不安は0にならないですし、ある程度感じるものです。

そんな中でもあまり不安になりすぎずに、適度な不安を持って、安全に快適に暮らせるようにしてもらえるといいかなと思います。

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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