〜ブルー・ストーン〜第一話 「目覚めと目醒め」
「ねぇ、コノハ。見えないものが見えるようになったんだ。君なら信じてくれるよね」スイは、その青い目で僕を見つめながら言った。
「もちろん信じるさ。信じるとも。」
「しかしスイ、一体何が見えたんだ?」
しばらく黙り込んでいたスイ。僕は首を傾げて促した。
「光の道。私にはそれが見えたの。」
「・・・光の道?」
「ええ、光の道よ。私達が向かうべき道であり、終わりへと続く道。それが見えるようになったの。」
あの時は、スイが言いたかった事は分からなかった。 「ーーー光の道ー