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ブルーストーン~SFミステリー小説~

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アンドロイドの少女とメカエンジニアの青年が地球を救う、ちょっぴりミステリーでちょっぴりファンタジー。そんな物語を書いてみました。
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記事一覧

ブルー・ストーン第十話     「光線と稲妻」

後ろから声が聞こえた。シバだ。シバが何か叫んでいる。大きな声で何かを叫んでいる。何て言っ…

ブルー・ストーン第九話     「異常と黒影」

「黒いロボットの大群に襲われた?えっと...大群ってどれくらいの数です?」 「正確な数は分…

ブルー・ストーン第八話     「崩壊と逃走」

まず、僕は工場地帯を観察し、身体の感覚野を研ぎ澄ます。 僕の感覚の届く範囲には、崩れたコ…

ブルー・ストーン第七話     「仮定と憶測」

いくらか扉をくぐった先に、僕が眠りについたあの部屋に辿り着いた。やはり、部屋の広さに反し…

ブルー・ストーン第六話     「分解と構築」

ぼんやりと空間を眺めていた。 長い間、日光を浴びず、閉ざされた空間でじっとしているのは大…

ブルー・ストーン第五話     「運命と決意」

「まず、聞くけどさ、どうして隕石が降ってくることが分かるのさ?」 「どうしてか?それは言…

〜ブルー・ストーン〜第四話   「無知と未知」

僕は一体どれくらい眠っていたのだろうか。 目を覚ますと、あの部屋では無かった。 辺りを見回すと僕は薄暗い部屋にいて、ベッドに横たわっていた。緑と赤の小さな光がそこらじゅうでチラチラ瞬いている。光ったり...消えたり...を絶え間なく繰り返している。 綺麗だ。心からそう思えた気がした。 しばらくその光をぼんやり眺めていた。不思議と体の痛みはなくなっている。 僕は、ここに来た目的を思い出した。 はっとして、起き上がろうとする。何か細い糸のようなものが腕に絡まるような感

〜ブルー・ストーン〜第三話   「引力と重力」

もう後戻りは出来ない状況だった。僕は覚悟を決めてスロットルを全開にした。 そこからは一瞬…

〜ブルー・ストーン〜第二話   「確定現象と未確定現象」

「SOS...ラザファクシマイル18か。ラザファクシマイルは分かる。しかし、18とは一体何を表して…

〜ブルー・ストーン〜第一話   「目覚めと目醒め」

「ねぇ、コノハ。見えないものが見えるようになったんだ。君なら信じてくれるよね」スイは、そ…

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