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※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。 たけたちが源家に住み始めてから二ヶ月余り。季節は移り変わり、夜に蛍の光が現れる頃である。 とはいえ、たけの頭には仇討ちで一杯。乙女は花より刀を愛する節があり、今日も今日とて朝から光正(みつまさ)に挑みっぱなしだ。 当然、全て惨敗である。 「姉貴さあ~。もうちょい頭使いなよ。さすがにさ」 「弓が不得手なのだ。仕方なかろう」 「だからってさあ。毎回毎回、馬鹿正直に真っ正面から
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※このページは既に電子書籍化した作品や先行公開の為、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●おやぎ(雄山羊、牡山羊、親木) 立派な仔を産んでくれてなあ。これで今年も何とかなりそうだ。ほら。 そうだな、取引先も決まったし、まだ蓄えもあるから今夜はいいだろう。 久々のご馳走としゃれこもうじゃないか。ほらお前たちも手伝いなさい。 さてっと。子供たちに苦労さはさせられない。これからが勝負どころになるからな。