風景印で振り返る3ヶ月 -盛岡-
金沢から戻った5日後、盛岡に出かけた。(夫は仕事)
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水沢江刺で途中下車
岩手|羽田郵便局
10月18日9時前、水沢江刺駅に到着した。
12時に現地のSさんと待ち合わせ。
夫は9時からオンラインで会議と聞いていたのでどこかカフェでも入るのかと思ったら、ない。唯一のカフェらしき場所は開店前。他にチェーンのお店などはない。あと寒い。
新幹線の停まる駅はある程度都会だと思い込んでいた。
改札を出たところにはテーブルと椅子があったので夫はそちらで会議を始めて、私は隣で友人に手紙を書いた。
調べたところ、この街にも風景印があると分かった。羽田は、ハネダではなくハダという読む。昔は羽田村という地名だったらしい。
郵便局の近くに11時から営業するカフェを見つけたので、夫が会議をしている間、私は羽田郵便局を目指しつつそのカフェに向かった。
切手はスミレ。
この土地に合う気がしたのと、調べたら奥州市にも生息するようなので良いと思った。
風景印の押印を待っている間、局員の方と風景印帳の話になった。
その方も風景印帳を押しているノートがあって、旅に行くと集めているのだと教えてくださった。
郵便局には羽田郵便局のポスト型ハガキがあったので購入し、そこから徒歩2分の鐵喫茶a-humへ行った。
私が行ったときオープンして1ヶ月も経っていない頃で、店主の女性は自身が地域おこし協力隊であることや、開店の経緯を教えてくださった。
12時ごろ水沢江刺駅に戻ってSさんと合流。
車でふるさと市場へ行った。
盛岡での会議の時間が近づいて、バタバタと新幹線に乗った。
私たちが乗る前に通過した新幹線がものすごく早くて、柵があっても怖くなった。
盛岡の風景印
岩手|盛岡中央郵便局
盛岡駅に到着。
コインロッカーに荷物を預けて、夫とは駅で別れて別行動。
郵便局に向かう道中で、ちょうど前日にオープンしたminä perhonen Moriokaに立ち寄った。どうやったらこんなにかっこいい空間を作れるんだろうと思う。
盛岡到着後の写真が少ないのは雨だったからだろうか。
郵便局の後は書店をはしごした。
BOOKNERDでは店内でぼくにはこれしかなかった。のポスターを見て、初めて店主が著者なんだと気づいた。店主の早坂さんの本は、何人もの知り合いのSNSで見て、好きなカフェに置いてあって、そういえば前月はつちや温水プールの方と読書会をしていた。何度も見ていた。読んだことはなかった。
私はたまたま来てから著名な方のお店だと気づいたけど、きっと人によっては聖地みたいな場所なんだろうと思った。
夕方、Pono books & timeにも行った。
夫から連絡が来るのを待つ間、靴を脱いで上がるスペースでお茶をいただいて本を読んだ。靴を脱ぐとき、先に置いてある靴が私と同じブランドだと気づいた。
岩手|盛岡ホットライン肴町郵便局
盛岡は歩いていける範囲に風景印のある郵便局が多くて、たくさん集めようと思えばすぐに風景印帳が埋まってしまうと思った。手紙展までに出来るだけ多くの土地の風景印を集めたかったので、3つだけ厳選して押してもらうことにした。
そのうちの一つが石川啄木と宮沢賢治。
意匠に惹かれた訳でも作品のファンでもないけど、盛岡てがみ館で金田一京助のエピソードを読んだり、もりおか啄木・賢治青春館で生涯を知るうちに良いかもと思った。
石川啄木が26歳で亡くなっていたことに驚いた。伝記か教科書で読んだことはあるはずけど、当時は26歳が未来の数字でまだ現実味がなかったのだと思う。
岩手|盛岡南大通郵便局
宿のそばの郵便局の風景印。
1番近くにあった郵便局なので残そうと思った。香林坊のときと同じ動機。
切手は何にしようかと考えていたところ、21日の朝に参加した盛岡の朝を歩ぐ部の道中で折鶴を発見。ちょうど折鶴の切手が手元にあったので使った。
盛岡での出来事
拠点の宿
"ととと"という宿に5泊させていただいた。
盛岡のシェアハウスに住んだかのような体験ができてとても良かった。
清潔で水回りもピッカピカで気持ちよかった。
初日は遅い時間の到着で飲食店も閉まっていたので、ユニバースで食材を買って自炊。家では鍋で米を炊くので、炊飯器を使うのがとても久しぶりだった。お米を研いでから計れるのが2号からであると気づいて、炊飯器なのに目分量で米を炊くことになった。
翌朝、ふるさと市場で買ったりんごを切っていると、チェックアウトする方が「沢山買ったので皆さんでどうぞ〜!」とりんごをお裾分けしてくださりりんごがいっぱいになった。
日曜日の夜はみんなでたこ焼きだったので、りんごを小さく切って入れてみたりした。滞在中は6個くらいりんごを切ったと思う。
場主のでらさんは本が好きで、たまり場にはいくつも本があった。
「あの本、読みました?」という番組を教えてもらって、みんなで見る時間も好きだった。
盛岡に来てから、くどうれいんさんの作品をあちこちで見かけると思ったら盛岡在住の作家だった。
何日目だったか、海外の方がとても多い時があった。
ベジタリアンの方もいて、果物ってみんなで楽しめて良いと持ち寄った柿やりんごを食べながら思った。
どうぶつの森の世界
一人で郵便局を回ったり散歩したりした日の帰り道「松茸いかがですか〜」という声が聞こえた。収穫してきたとのことで、ひとつ買ってみた。
👩🏻私 👨🏻夫 🏠でらさん 🍶キノコ名人
松茸だと無事に分かってしばらくすると若い女性(Yさん)が現れた。
私のことだ。
朝市とわんこそば
細重酒店で会ったYさんとは同じ宿に戻り、翌朝はそろりそろりと起きて、神子田の朝市に一緒に行った。
お昼はわんこそば108杯。
半年前にも義母と夫とわんこそばを食べて「もう数年はいいかな」と思ったばかり。こんなにすぐ再チャレンジすると思わなかった。
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その後は食べ過ぎて苦しくなってよく歩いた。
もりおか啄木・賢治青春館へ行って、その後啄木新婚の家まで歩いた。
石川啄木の結婚式は新郎不在だったことに驚いた。
東京に戻ったら体重がどんと増えていたのは、この日の影響が大きいように思う。
常連になりたかったカフェ
宿の近くにあるいなだ珈琲舎が好きだった。
土日は夫と行き、最後の日はチェックアウトしてから一人で行った。
コーヒーもフードも美味しくて、手紙が捗る。
感じの良い店員さん。心遣い。常連さん。雰囲気。
3回しか行ってないけど、宿ともうひとつの居場所に感じていた。
散歩中の発見、最終日
むらさん
ある日たまり場でとととのInstagramを見ていると、見覚えのある顔と服。
でらさんに聞くと、むらさんも少し前に来たとのこと。
東京で知り合ったむらさんが数日違いで同じ場所に来ていたことに驚いた。
昨年まで都内にむらさんの運営するシェアハウスがあって、友人が住んでいたこともあり何度かお邪魔した。
そのシェアハウスには鍋パーティーの日に行ったり、何でもない日に行ってリビングでnoteを書いたり、カレーをご馳走になったり、ものすごく落ち込んだ時に行って助けてもらったりした。思い出が多い。
後日とととのInstagramに投稿された私が滞在中の写真には、むらさんから逆バージョンのコメントが付いていた。
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さいごに
21時に更新して、一旦下書きに戻して、大幅に書き直して現在25時。寝る。
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