扉
喜びの扉、悲しみの扉、笑顔の扉。
小さな扉、大きい扉、分厚い扉。
沢山の扉が開いている。
この世界の優しさと温かさが、鍵を溶かして開けてくれた、わたしの心。
「もう、開けきったかな」と奥を覗くと……
まだまだある閉じたままの扉たち。
開けてあげたい気持ちは、ある。
でも、怖いな。
不安だな。
ここから先は、わたしが自分で開けるんだ。
この世界だけで、開けてきた扉。
友達や家族にさえ、見せていない心の底。
見てもらい、はじめて形を成し、自分のものになっていく感覚。
『この世界の人たちが、本当のわたしを知る』ということ。
そう考えると、恥ずかしい。
極限に恥ずかしい。
海で水着がずれてたのに気がつかずに、丸出しで浜辺を歩いたあのときと、同じくらい恥ずかしい。
「わたしを見て……」
と言っているようで、恥ずかしい。
もうすぐ、この世界で一年がたつ。
かなで。というフィルターを通して、何を表現していけるかな。
ほんと、さらなる扉を開けてみてもいいかもしれないね。
☆
そうそう、少し前に、脳内メーカーをやられていた方がいたので、わたしもやってみたんだ。
かなで。の脳内だって。
ははは。
大丈夫かな、わたし……❤️
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