遠くへ行きたい その6:アメリカ編④
――無限の彼方へ! さあ行くぞ!
はじめに
旅行がしたい。
前回の3つの出来事!
1つ 本家本元のマジックキングダム攻略!
2つ 炎天下の中、特別衣装に身を包んだミッキー達を激写!
3つ 花火ドッカーン!プロジェクションマッピングドドーン!
場所および経緯
今回は最終日のハリウッドスタジオ回。
前回のマジックキングダムは、それはもうTDLによく似たエリアであり、すごく回りやすかったです。特に、日本との差異を比べるだけで、多分もう一日費やせるくらいには充実しています。とはいえ最近、TDLも美女と野獣エリアができたので、コロナ禍になってから行ってない、という人も楽しめるはずです。
ここのエリアは、文字通りハリウッドをイメージしたエリアであり、特に有名なのがトイ・ストーリーランド。コンセプト的には、アンディの家の裏庭をイメージしたとのことで、非常に楽しめました。とはいえ、そもそも裏庭って本家描写あったっけ…?というのは野暮。
前回の夜景撮影後、ホテルに着いたのは22時過ぎであり、もうシャワーを浴びてそのままベッドで寝てしまいました。予習は一切なし。
アクセス
いつも通り、ホテルの前からバスに乗る。
ホテル20分程度のところにあるエリア。この日は、7時頃到着。これでもだいぶ早いんじゃあないかな…?と思ったのですが、この日に限っては、たしか独立記念日前だったので滅茶苦茶人がいました。ホテル組である筆者は惨敗でしたが、まあ楽しめればオールオッケー。
ハリウッドスタジオはエントランスからなんだか80s風な雰囲気。
使用機材
この日もK-1 MkⅡ+DFA24-70とDFA★70-200を担いでいきました。
この日はもう体力的に限界で、ほぼ標準ズーム。途中の屋外型シアターでの撮影くらいでしか望遠は使わなかった記憶があります。
連日、長時間真夏の日差しに耐えたペンタックスは、やはり過酷な環境でのフォトグラファーをサポートするってえのは本当だったらしいです。結局なんの誤作動もなく、最後まで戦い抜いてくれました。
記録
トイ・ストーリーランド
さて、筆者は開園と同時にダッシュ、というか競歩しました。なぜか?それは、ここでの目玉であるトイ・ストーリーランドに一目散へ駆けていく必要があったからです。しかし、すでに先駆者が何百人も前にいたので、安全に競歩のスピードでごぼう抜き。まずはFPなしで、スリンキードッグ・ダッシュに並ぶことにしました。
このスリンキーのジェットコースターは超人気で、筆者が朝一で並んでようやく40分待ち。まあスタンバイも相当楽しめたので全然苦じゃあなかったです。
ネタバレですが、このスリンキーがバネであることを十分に活かしたギミックも盛りだくさんで、結局FPも使い2回乗りましたが全然足りません。それくらい満足度が高いです。
興奮冷めやらぬまま、その足でトイマニも乗ったのですが、なんと通常スタンバイで10分待ち!やはりスリンキー一強らしいです。内容は日本のものと同一で、裏技も同様でした。言葉だけが英語なので、日本のもので高得点出せればフロリダ版でも余裕。
その後は、一通り乗ったので最初に駆け抜けてしまったトイ・ストーリーランドの撮影を慣行。
どうやらここ以外だとアジアのディスニーランドにもトイストーリーエリアがあるらしいですが、言わずもがなここが一番広いらしいです。
個人的にはウッディがでっかく待っていてくれたのが感慨深かったです。だって小さい頃からずっと見てきたんだもんなぁ…とちょっと涙腺弱くなっていました。ファインダー越しに見るウッディがよく見えなかったですが、よく撮れていてよかったです。
美女と野獣のミュージカル
お昼を済ませ、次は予約していた美女と野獣のミュージカルを鑑賞。ここでは、席はど真ん中でした(前と後ろのちょうど中間あたり)。そのためスターレンズでバッチリ写すことができました。
全日もビー・アワー・ゲスト・レストランで美女と野獣成分をたっぷり吸収していたので、今日も接種できてよかったなぁと思いながら連写。ステージ上のキャストの皆様をスターレンズはしっかり写せていたので良かったです。
余談ですが、個人的にはこの美女と野獣の話が少し怖いと思っています。元々好き勝手やってきた野獣先輩が文字通り野獣になり、従者も家財に変えられて、ある意味自分たちが人間に戻るためにフランスの(当時の価値観からすれば)ちょっと不思議ちゃん気味の女の子をひたすらもてなし、懐柔する…と見てしまうと結構なホラーだったりしませんかね。
もちろん、最後は愛の力でハッピーエンドなので文句はないですけど、子供ながらにそう思ってしまっていました。のちに調べてみると、こうした未成年者略取、監禁等により被害者と加害者が長時間一緒にいることで、被害者が加害者側に同情的になってしまうのはストックホルム症候群というらしいです。
当然、実写版主演のエマ・ワトソン氏はこの見解について否定。あくまでも自立した判断のもと、野獣邸に残る選択をした、とのこと。
まあディズニーだし、いっか!
キャラクターグリーティング
連日の探索で残念ながら疲れ切ってしまったので、最終日は突発的なキャラグリおよび並ぶパターンのキャラグリを中心に撮影。
おわりに
今回は、最終日のハリウッドスタジオの回。
え?ファンタズミック!がないって?
…本当に残念ながら、真夏の大雨により夜の公演が泣く泣くストップ。筆者も開始から3時間程度、世界中のファンとずっと待機していたのですが…。しかし、これでまた行く理由ができたというもの。いつだって前向きなのです。
いかがだったでしょうか。
連日の更新により、喧しくしてしまったが、皆様の旅情を掻き立てられたのなら幸甚です。
これにてアメリカ編は終了です。
振り返ってみれば、やはりペンタックスは世界でも通用するんじゃあないのかと錯覚してしまうほど、いい発色もしていたと思うし、何より屋内での高感度撮影にも耐えうる、素晴らしい機種であることを改めて確認できました。
ご意見・ご感想等あれば、是非筆者まで…。
画を写さんと欲すれば、まず旅をせよ。
どうかよいカメラライフでありますように。