遠くへ行きたい その5:アメリカ編③
――Happily ever After!
はじめに
旅行がしたい。
前回の3つの出来事!
1つ 3日目はジャングルをモチーフにしたアニマルキングダム!
2つ ペンタックスの誇るスターレンズで動物を激写!
3つ ハクナ・マタタ!
場所および経緯
今回は本家本元、マジックキングダム攻略回。
前回のアニマルキングダム探索は、夕方の早い時間で切り上げました。そのため、夜にしっかり翌日の予習をしておこうと思いました。
注目は日本未進出の白雪姫のジェットコースター、そしてスペースマウンテン…。
なぜか乗り物に関する情報が頭に入ってこなかったんですよね。それより、ショーのスタート時間とか場所がとても気になっていました。
なるほど、ここではまとめて写真が撮れるのか…。そんなことをやっていたら、どうやらここも毎朝ウェルカムショーをやるらしいとの情報が。しかも、限定衣装で行うらしいとのこと。
いっそのこと、装備はもう望遠のみでいいんじゃあないか?いやいや、標準もいるでしょうよ、近接のグリーティングとか…。こんなことをホテルの部屋で延々考えていました。
よぉし、また明日早起きしなきゃな。
そんなことを考えて、夜8時には就寝。
アクセス
まずはいつも通り、ホテルの前からバスに乗車。
ホテル20分程度のところにあるエリア。この日は、7時30分頃到着し、朝食組を横目に見ながら、エントランスに一番乗り。
そして開門と同時に、どこか懐かしい景色がそこにあったのです。
使用機材
この日もK-1 MkⅡ+DFA24-70とDFA★70-200 を担いでいきました。
今日はパレード、ショーをメインに撮ることを主眼に置いているので、この日は望遠多め。実はよく見ると手振れしていたり、露出がきついものもあったりしたりで、今回掲載できる写真は少な目。予めご了承ください…。
記録
レット・ザ・マジック・ビギン
開園後、すぐに始まるこのショー、レット・ザ・マジック・ビギンは、たった5分間しか行われなかったと記憶しています。すぐ終わってしまった印象。
しかし、最初はミッキーとミニーだけだったのが、あれよあれよと色んなディズニープリンセスが登場してきました。筆者はこのときなぜか標準ズームのままで挑んでしまい、泣く泣く70mmでずっと撮っていました。ですが、ミニーの目線がこちらに向いたのでオールOK。
心の中で変な声を出しながら連写した興奮冷めやらぬまま、まずはグリーティングへ。
HDDを見返したのですが、なぜかスタンバイの写真がなかったです。おそらく、ずーっと中のスタンバイの仕掛けをぼんやり眺め続けていたのと、このフロリダディズニーではフォトパスというサービスがあり、要するにパーク各地にいる専門のカメラマンにリストバンドを提示するだけで、記念撮影をしてくれるサービスがあるのですが、そちらの方で撮ってもらっていたようです。
ちなみに彼らの機材は、Nikon D5500でした。筆者の愛機はたいそう驚かれました。皆一様に、まさかディズニーにペンタックスで来るとは…!みたいな驚いた表情はマジで忘れない。
筆者はペンタキシアンです。
昼のパレード
正式名称をムーブ・イット!シェイク・イット!ダンス&プレイ・イット!ストリートパーティというのですが、長いので昼のパレードとします。これは、訪れた人たち全員で行う参加型のパレードで、みんな一様に踊っていました。
筆者はというと、早めに昼ごはんを済ませ、朝の失敗を繰り返すまいと開始30分前から炎天下の中場所取りをしていました。意外と、先のフォトパスサービスのおかげか、現地の方のパレードガチ勢はいませんでした。
というより、あ、この人ガチ勢だな、と思った人たちは、持っているパンフレットとか装備を見るとみな日本からの人のようで、キヤノンやニコンのバズーカを構えていました。筆者は独りペンタックスでの参戦であり、ペンタキシアン魂にメラメラ燃やしていました。
この写真の通り、向こうのミッキー、ミニー他主要メンバーの顔は動くのです。それはもうものすごくナチュラルに動くので、「え、日本とちゃうやん!すごい!」と興奮し、連写しまくった挙句、バッファーのせいでベストショットの瞬間を何度か撮り逃してしまいました。
でも筆者はペンタキシアンなのでこのまま使い続けます。
晴れてからはもう大変でした。
先の通り、参加型のパレードなので、筆者の回りのお客さんが躍り始めるわけです。筆者は、楽しいことがあるとそっちに流されやすいタイプなので、一緒になって踊っていました。
しかも真夏の炎天下の中、汗だくになりながら重たいバズーカを首から下げ、リズムと一体となっていました。ふと視界に入ったガチ勢の方々は微動だにしていなかったのですが、筆者はこのフロリダの太陽に炙られるほうが楽しいと思ってしまったのです。
ペンタキシアンであると同時に、ディズニー好きなひとりの人間なのです。
ビー・アワー・ゲスト・レストラン
炎 天下の中、狂喜乱舞した結果脱水症状を起こしかけました。これは危険と判断し(すでに何回かあるなあ)、予約していた美女と野獣をモチーフにしたレストランへ一目散へ駆け込みました。
建物に入ると、涼しい風が体を包みこみます。ちょっとした体育館のような広さのホールにテーブルが所せましと並んでおり、無作為に一つを選びました。ここはジュースが飲み放題だったので、火照った体にコカ・コーラの清涼さが全身に染み渡っていきました。
急激に冷えたのと、薄暗い照明のおかげで眠たくなるところをぐっと抑え、クレームブリュレを選択。やはり想像していた通り甘かったが、イチゴがアクセントで酸っぱくて美味しかったです。
なお、写真は高感度の3200で撮っていましたが、やはりざらつきをさほど感じません。この辺はもう信頼しているので今更驚くことではないですが、屋内、もっと言えば薄暗いところでもしっかり描写できるのは、筆者のようなインドアも好きな人間からすれば大変ありがたいですね。
ミッキーのロイヤル・フレンドシップ・フェアー
いくつか日本にもあるライドに乗って、一通り満足した後、また開始30分前にはシンデレラ城の前にスタンバイ。今回も最前列。
このショーは、ミッキー、ミニー達が旅の中で出会った人々をパーティに招待する、というストーリー。昼下がりの時間帯で、いい感じに曇っていたので、そこまで待つのも苦ではなかったです。
この通り、エルサの人の完成度がガチすぎて絶句。公式って強い(小並感)。
夜のプロジェクションマッピング
ワンス・アポン・ア・タイムとハッピリー・エバー・アフターの二本同時上映。前者は直訳すると、「昔むかし」、つまり物語の初めに語られるフレーズで、後者は直訳すると「いつまでも幸せに」、意訳すると、「それからいつまでも幸せに暮らしましたとさ」的な、物語を締めくくるときの言葉です。
先のキャッスルショーを観た後、また園内をグルグルしていました。このショーは絶対に見たい、そう考えて開始40分前にはシンデレラ城の前に向かっていたのですが、こればかりは現地の方も大勢いて、だいぶ後ろの方だった記憶があります。
とはいえ、望遠を覗いたら画角が狭すぎたので、標準ズームに切り替えたところ、全体が写るようになり結果的にはポジショニングは大成功でした。
プロジェクションマッピングによりディズニー映画の名場面が花火の演出とともに映し出される光景は、当時の日本では見られませんでした。特に歓声が上がったのは、トイストーリーの場面。筆者も周囲に溶け込む形で拍手喝采。
最後のはパークから出たくない気持ちで、振り返って撮った写真。筆者よりも帰りたくないと思ってくれている世界中の来園者を収めた一枚。
おわりに
今回は、マジックキングダムの回。
夢の国成分はちょっと薄めにしました。じゃないと、このnoteの本筋から離れてしまうし…という懸念。あくまでも、フロリダディズニーをペンタックスで巡ったというのが重要で、できるだけペンタキシアンが増えればいいな…というのはさておき、郷愁の思いを込めて拙稿をしたためました。
意外にスターレンズ、キャスト撮るのに向いてるなあ…。
今回は以上!
次回は最終日の5日目、ハリウッドスタジオ回。
ご意見・ご感想等あれば、是非筆者まで…。
画を写さんと欲すれば、まず旅をせよ。
どうかよいカメラライフでありますように。