めくるめく古の鏡筒たち その3:SMC Takumar 105mm f2.8
(M42)マウントにファンタジー
はじめに
以前、流行を意識してシャボン玉ボケの出る(とされている)標準域のレンズの紹介をしました。
実際、PancolarもOrestonも、まさにこれからの時期にうってつけのレンズだと思っています。紅葉、イルミネーション、なんだったら銀世界…。
まああんまり寒いと取り扱いには注意してほしいものですけど、とにかく、こう自然とカラフルな光源がたくさん背景に入ってくる時期には、極力ボケの綺麗なレンズを使いたくなる気持ちに駆られます。
ある意味50mmは、もう標準域中の標準、と言っても差し支えない範囲の焦点距離だと理解しています。やきうで言えばど真ん中ドストレート、って感じの勢いを持っている感じ。
多分各メーカーで出しているレンズもなんだかんだ50mmが多いんじゃないかってくらい、F値、デザイン、性能違いの50mmがそれはまあ多く出回っております。
かくいう筆者も、いろんなメーカーのいろんな50mmに手を出しております。前回紹介した2つだけでなく、ヤシノン、タクマー、カールツァイス等、なぜか違いを求めて買い集めてしまうほどに、魅力的な焦点距離なのでございます。
さて、長々と50mmの話をしてしまいましたが、今回はそれよりも55mm長い、M42マウントのレンズを紹介したいと思います。今回は、やや短めになる予定です。だけど、なんとも不思議な焦点距離のレンズの魅力を伝えられれば幸甚でございます。
機材紹介
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