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Day21 心理学の世界7 アのひとの唱えたこと3

アドラー心理学、今日で終わるっ!


さてさて、アドラーさんの唱えた個人心理学について、まとめていっていますが・・・


① 目的論

② 劣等感

③ 課題の分離

④ ヨコの関係


と、私なりにとりあげていきました。


アドラーさんは、人生を生きやすくするための論を唱えていますね。

人間を社会的な生き物として、理想を示したのは、常に以下の部分となります。



⑤ 共同体感覚


社会という共同体の一部分だと感じる感覚。

「人と人とが共にあること」

他者に対し貢献する行動をすることが大切。

「他者への関心」


・他者を無条件に信頼する

・他者のために役に立ってみる

・ありのままの自分を受け入れる



劣等感をどんなに感じても、共同体感覚を育てていくことで

劣等感を克服することを示しています。



ヨコの関係を推進する根源も、共同体感覚をもつことで

人ははじめて幸福感を感じられる、という観点があるからです。


勇気づけを行うのも、そのひとが、あくまで共同体感覚を発揮する支援のためです。



人間は動物なので、どうしても、放っておくとタテ社会になりますよね。

しかしながら、唯一の社会的な生き物ともいえるので、

ヨコの関係を基本とし、共同体感覚を促進すれば、生きやすい世界といえるでしょう。



特に、タテの力がより強いといえる日本では、

アドラーの唱える共同体感覚を理想とする世界は美しく映ります。



⑥ ライフスタイル


アドラーは心理学者ですし、戦地にも軍医として派遣されていました。

カウンセリングを提供していたのですが、彼のカウンセリングはその特異性で目を引くものでした。



彼の考え方は、以下です。


その人の考え方や行動の癖、つまりは、

ライフスタイルそのものが、考え方や行動の癖と考えます。



性格に問題があると考えるのではなく、

考え方や行動に問題があると考えます。



心理学ではパーソナリティ検査などもある通り、

パーソナリティ=性格を分析するくらいですから、

そこを根拠にカウンセリングをすることもあります。



アドラーのカウンセリングの目的は、

来談者の「共同体感覚」を育成することです。



カウンセラーとしては、来談者のライフスタイルに注目していきます。


アドラー式のカウンセリングでは、ライフスタイル分析を行っていきます。



その中で、以下のようなことを見ていきます。

自身をどのような相対的マイナスの状態にあると考えているか、

相対的マイナスの状態を補償するために、どのような相対的プラスの状態を目指しているか

それを達成するために何を行っているか。



ややこしーっ

アドラーは個人=全体、と捉えるのでしたよね

なので、ほんとうは「相対的マイナスの状態」はあくまで自分が思い込んでいるだけで、

「相対的プラスの状態」を目指しているのも、ほんとうは、自分が思い込んでいるだけなのです・・・


そういった思い込んでいる部分を、カウンセリングで聞き出していくっていうイメージですね。



アドラー心理学で存在する人間の問題は、対人関係だけであると言いました。



解決できない対人関係の問題が、カウンセリングの対象となります。

対人関係の問題は、自らの資源や使える力をうまく工夫すれば解決できるライフタスクだと考えます。

つまり、ライフスタイルのなかで現れている、ライフタスクを探していくわけですね。


ライフタスク

・仕事のタスク: 地球という有限な場所で、他者とどのように分業して生きるか。

・交友のタスク: 他者とどのようにともに生きるか。

・愛のタスク: 人類は子孫を残さないといけないので、恋愛・結婚・出産・子育てなどにいかに取り組むか。


最近は、これに2つ追加されて行っているようですね・・・

・自己(セルフ)

・精神世界(スピリチュアル)




アドラー心理学、奥深い・・・

意外に難しい・・・




そして、忘れていけないのは、次のようなことです。



アドラーは著書が少ない、弟子も取らなかった。

実は海外では、名前が知られた心理学者とは言えません。


また、彼の説は、実験をもとにしておらず、仮説としか言えないです。

心理学は学問ですので、実験・証明が欠かせません。

フロイトやユングは、研究をしたうえで、論文を発表しています。

アドラーは、彼の理想の説をまとめている、という見方が多いです。



で、私はこれを批判しているとかいうのではないです。

なんでも物ごとは客観的に見ることが好きなのです。


フロイトやユングの無意識の論は、眼に見えない世界の話をしているので、

証明しきっているといえるわけではない、と思いますし・・・



アドラー心理学は、その難しさと捉え方の広さから、

いろんな理解の仕方をしている人がいて、カウンセリングの取り入れ方なども多様です。



そして、フロイトやユングが、原因を探ろうとしたことに比べ、

アドラーは、目的論にて、人間は常に未来に進む方向に思考しているという視点を提示していたわけです。



結局は、自分がここちよいもの、理解できる考え方、取り入れたいと思える考え方を

いかに上手に取り込んでいって、人生を楽しんでいけるかだと思っています。



心理学の世界について、これからも気が向けば書いていくつもりです。

フロイト、ユング、アドラーは、心理学の3大巨匠であることと、

私が気になる無意識の世界あたりを研究しているあたりから派生している研究者であることと、

日本で人気がある、ということなどから、こうやって文章にしてみたいなぁと思って始めました。



とりあえず、3人書ききったのでホッとしました。

とはいえ、これらの3人のことは、折を見てまた理解を深めてみたいです。

心理学は好きなので、他にも思いつけば、まとめるかもしれません。

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心理学についてまとめた過去のブログのはじめ
https://meism.hatenadiary.jp/entry/2020/07/13/233341 


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