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サウナとおもてなしでととのってしまった、はじめての気仙沼。
どもー、あおばたです。
人生初の宮城県気仙沼市へ先日行ってきました。
非常に充実し、大変思い出深い一日になりました。
今回は民宿・唐桑御殿つなかんをメイン会場に行われたサウナイベント「トウホグ蒸祭」についてお届けしたいと思います。
トウホグ蒸祭とは?
トウホグ蒸祭。2021年からトウホグサウナ委員会が主催で開催される、東北のみならず全国のサウナ愛好者が数多く集うサウナイベントです。東北6県の特色ある自然と文化を活かしている部分が大きな特徴かもしれません。
私は宮城県丸森町のMARUMORI-SAUNAや、山形県上山市の坊平高原・高原ゆをメイン会場に行われた回に参加したことがありましたが、いずれもその土地の自然や空気を存分に味わいつつ、サウナを楽しめることができました。
今回のメイン会場は民宿つなかん!
通称蒸祭、今回は気仙沼市の唐桑半島にある民宿・唐桑御殿つなかんで行われました。サウナ好きには有名な施設としておなじみですね。名物女将の菅野一代さん、通称一代さんの温かく明るいおもてなしとサウナトースターはまさに地域のシンボルです。
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今年初めにテレビ番組でも取り上げられた際には、宮城のスター・サンドウィッチマンのお二人と乃木坂46の久保ちゃんこと久保史緒里さんが訪れました。最近オープンした"つなかんサウナ"ではサウナ初心者の久保ちゃんが感銘を受けるほど、窓から見える鮪立湾の眺めが絶景とのことで、今回の蒸祭は特に楽しみにしていました。
到着早々…!
仙台から気仙沼までは高速バスで2時間ちょっとで到着しました。梅雨の季節でしたがカラッと晴れていて本当によかった!人生ではじめて気仙沼に降り立ったのですが、内湾から見える景色が本当に美しく、東日本大震災からの復旧・復興が一歩づつ進んでいるように感じられました。
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予約していたシャトルバスまでは少々時間があり、知り合いのアンカーコーヒーさんに顔を出したり、バスの集合場所近所の気仙沼お魚いちばなどを散策。わずかな時間だったので十分に周れなかったのは残念でしたが、次に訪れる際にはゆっくり楽しんでみたいものです。
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そんなこんなで会場行きのシャトルバスが到着し、一路唐桑半島へ。
長いようで短い一日のはじまりです。
華やかな会場を目にし一気に高まるテンション!
バスに揺られ30分弱で会場に到着しましたが、華やかな会場が徐々に見えてくるとともに一気にテンションが高まりますね。バスから降りて受付を済ませ、トウホグサウナ委員会の鎌田さんや顔馴染みのサウナ好きに挨拶をしつつ、着替えていざサウニングモードに。
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開会式がとてつもなく華やかでした。大漁唄込という鮪立地区の伝統芸能で祭りの幕が上がりましたが、参加者のみならずふらっと訪れた地域の皆さんも魅了するほどの迫力がある歌声に、めちゃくちゃ感激しましたね。
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そのあとは祭りの目玉であるウェルピーアウフグースチーム(WAT)のアウフグースや、つなかんサウナの入場整理券を済ませ、一心不乱にサウナを楽しむ一日がはじまりました。
はじめてのサウナトースター
はじめての体験ばかりだった今回の蒸祭。いつもそんな感じでしたが、今回は特にそうだったかもしれません。
つなかんの建物に併設されているサウナトースターを初体験してきました
もう、最高すぎて、じっくりゆっくり、何も考えずに楽しんじゃいました。まさにデジタルデトックスするには最高な空間だったし、嫌味のないセッティングで、まさに気仙沼の皆さんの愛が熱源になっているように感じました。
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脇のプレハブ小屋にある水風呂でクールダウンし、サウナトースター正面に置かれたインフィニティチェアで外気浴をした時には、冗談抜きでぶっ飛びそうな心地よさを得られました。
このような環境でサウナが楽しめるのは宮城県にとっては大きな財産であり、我が町の誇りなんじゃないかなと感じました。念願のサウナトースター、むちゃくちゃよかったです!
いざ、メインエリアへ
メインエリアに向かう道中、地元の漁協のおばさまお姉さま方が愛情込めて作られたホタテカレーで腹を満たしてみました。シーフードカレー大好き民としてはウマママーイ!と連発しそうなほど、サウナ後には大変合う味付けでしたね。振舞われたどんこ汁もサウナ後には程よい塩っ気でありがたかったです。
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到着後は宮城県女川町を拠点とするJUURI SAUNAのトラックサウナや、地元気仙沼の気仙沼サウナクラブによるPRISM SAUNA(モバイルカータイプのサウナ)、やまびこベースのテントサウナなどを楽しんでました。多種多彩なサウナを一堂に楽しめるのも蒸祭の大きな魅力です。
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そして、続いてのお楽しみ・つなかんサウナ体験へ。私も久保ちゃんと同じように、視界に広がる鮪立の景色に感激しちゃうほどでした。
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幸せが感じられる、つなかんサウナ
メインエリアからつなかんサウナでは多少距離があり、鮪立漁港を望む道をトコトコと数分歩くと到着します。道から見える海がかなり澄んでおり、魚が泳ぐ姿がくっきりと見えるほどの美しい景色が広がってました。
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予約時間よりやや早めにつなかんサウナへ到着。憧れの光景が目の前に広がります。
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扉を開けると開放感あふれる吹き抜けが。下階には鮪立の海から着想を得た水風呂が目に入ります。サウナ室は階段を上がってすぐの場所にありますが、扉を開けると、シンボルとなる大きな窓からは鮪立の美しい絶景が。
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薪ストーブが熱源とだけあってか、入ってすぐはパワフルな体感ながらも、徐々にマイルドに感じるようになりました。セルフロウリュができたので、ストーブに適量の水を掛けるといい塩梅の体感で楽しめます。
散々蒸されたあとは下階の水風呂へ。15℃ぐらいの冷たさだっただろうか、身体が欲しがっていた冷たさのように感じました。そのあとは建物前に置かれたインフィニティチェアでじっくり外気浴。ぼんやりと鮪立の海を眺めながら楽しむ外気浴は幸せしか感じられませんでした。他はいらない、これ以上を望むのは贅沢かもしれませんね…笑
魅了されたWAT佐野さんによるショーアウフグース
まだまだ楽しみは続きます。WATら×WAT佐野さんによるショーアウフグースも受けられるのが今回のトウホグ蒸祭のすごいところ。
サウナに詳しくない方に説明すると、WATらとは名古屋や福岡でサウナ施設を運営するウェルビーが作ったモバイルサウナです。10トントラックを大胆に改造し、車内に入ればサウナが楽しめるシアター空間に。
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そして、WAT佐野さんはアウフグースの世界大会「AUFGUSS WM 2023」にて世界一に輝いたアウフギーサー。素晴らしい実績を持つ方の風を受けられ、しかもショーアウフグース形式で楽しめるのは非常に贅沢な体験です。
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私が参加したのは15時回。他の時間帯では様々なスタイルで扇がれたとか。テーマは認知症の家族を題材にしたもので、序盤は特にヘビーな内容のようだと感じていました。が、展開が進むとともにストーリーは明るい方向へ移り変わり、明るめな結末でショーの終わりのサウナ室内は拍手喝采の嵐に
かつては演劇俳優をされていた佐野さん。そのキャリアで培った演技力には圧倒されました。タオルでの扇ぎや汗拭きなどのアウフギーサーに必要な細かな所作が美しく、その姿を目の当たりにできて、終始感激しきりな10分間でした。
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お見送りとバス運転手さんの粋な計らい
楽しかった一日はあっという間に過ぎていくもんですね。仙台行きのバスの関係で会場から離れる時間帯になった時は、楽しさと寂しさが入り混じる複雑な感情になっていました。
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バスに乗りしばらくすると、ウルっと来る光景が。会場から気仙沼の市街地方面に行くには坂を登るのですが、そのタイミングでつなかんの一代さんをはじめ、会場に残る皆さんが我々に向けて大きく手を振っているじゃないですか!
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さすがにウルウルし続けても会場側が振りっぱなしになるので、バス車内からも自然と手を振っていました。
「また来るよ!」(バス側)
「また来てね!」(会場側)
それぞれこんな想いのもとに、きっと手を振っていたんじゃないかと。これだけ温かく見送られたら、再び行かなければならないですよね。
そして更なるサプライズが。出発後、到着予定時間まで多少余裕があることから、運転手さんの粋な計らいで気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)が望めるルートで各々の降り場へ向かうことになりました。
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気仙沼(本州)と大島を結ぶ橋の開通は、地域の皆さんにとっては悲願だったとか。新たな気仙沼のシンボルが思いがけず見られて嬉しくなっちゃいましたね。
はじまりからおわりまで、数多くの忘れられないシーンに出会えた気仙沼でのトウホグ蒸祭。サウナとおもてなしで存分にととのってしまいました。
サウナや水風呂のみならず、つなかんの一代さんの明るい笑顔や、地域の方々の温かさなど、どれもこれも元気が出る要素ばかりだったように感じています。
次の気仙沼、蒸祭も楽しみにしたいですね。
運営、出展者、参加者の皆さん、本当にありがとうございました!