そして今日もぶらんこに乗る
猛暑(酷暑?)が続く連日。
今日もわたしは公園に向かう。
家から徒歩3分ほどの川向こうにある公園。
たくさんの桜の木々が茂り、
小さな子どもたちが砂遊びや
少し大きな子どもたちが虫あみを片手に
走り回っている。
そして、ぶらんこは大抵空いている。
ありがたい。
嬉しい。
なぜなら、
こんなにもたくさんの木々が茂っているのに、
ぶらんこのあるところだけは、
ぽかんと空いた炎天下。
公園までは日傘をさして行くが、
ぶらんこに着くと、
わたしはカバンからぼうしを取り出して、
あたまにのせる。
くびのところには、しっかりとひも。
かばんは足元にじか置き。
蹴り飛ばしてしまわないように、少し横にずらす。
そして、
意気揚々とこぎ始める。
ひとりでお留守番ができない娘は
いつもついてきてくれるけれども、
なぜかぶらんこには乗らずに、
すぐ横で地面に絵やら字やらを書いてあそんでる。
わたしが楽しくなって、
高く高く漕ぐと、
それを見た娘は、
「わたしもー!!」と言って、
ぶらんこに飛び乗る。
笑ってしまうような
いつものパターン。
娘は、
ぶらんこの手につく「きんぞくのにおいがにがて」だと言う。
わかる…。
炎天下のぶらんこだけれども、
意外にもそこまで暑くはない。
風がいつも心地よくて、
ほんとうに、ほんとうに、
いまが一瞬止まってしまえばいい、と思うような
至福感。
最近、娘はわたしによく言う。
「ママはへん」
わたしはとっても嬉しく、
それを褒め言葉として受け取る。
そして内心、ことばにしないでいつも思う。
「あなたもへんでいいんだよ♪」
今日も朝からセミの声。
ぶらんこに乗りに行こうっと。