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ほうとう
寒い日に無性に食べたくなるものといえば、ほうとうだ。
自分は山梨出身でもないし、現地で食べたのも一度きり。
それなのに、あの優しい味わいが恋しくなる。
ほうとうは、冬の寒さを芯から温めてくれるような気がする。
ほうとうといえば、かぼちゃの甘みが溶け込んだ濃厚な味噌スープと、もちもちの平打ち麺が特徴だ。
具材もたっぷりで、根菜やきのこがゴロゴロ入っているのが嬉しい。
鍋でぐつぐつ煮込んで、湯気とともに立ち上る味噌の香り。
熱々の麺をすすると、体の奥まで温まる感覚が広がる。
本場・山梨のほうとう専門店で食べるのもいいが、意外と自宅でも簡単に作れる。
味噌と出汁、好きな野菜、そしてうどんより少し太めの麺があれば、それらしい味になる。
もちろん、本場の味には敵わないかもしれないが、家で作るほうとうにも、手作りならではの温もりがある。
これだけほうとうについて語ったので、もう完全にほうとうの口である。
次の休みには、鍋いっぱいのほうとうを作って、、、と思ったのだが、いろんな野菜を買ってきて調理するのを想像したら、一瞬のうちにめんどくささが勝った。
もう少し寒さが厳しくならないとほうとう作りの腰は上がらないのかもしれない。