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習慣としての食、楽しみとしての食、体にとっての食

皆さん食べることは好きですか?
私は大好きです。
「食べたことのない」ものには、興味津々です。
決してグルメではないので、
ごくごく庶民的なお店や食べ物に限りますけれど。

健康を考えたときに、「食」は切り離せませんよね?
最近思うことの多い「食」について、書いてみたいと思います。


食に興味のない人、偏食の人


私のように「よく食べる人」は、
誰でも「食べることは好き」と思っています。
でも、そうでもないらしいのです。
周りにはこんな人たちもいます。

(男性、一人暮らし)
食べることに興味がない。
食べられないものも多いし、
食も細く、食べなくても気にならない

(女性、親と同居)
まともな食事は一日に一度すればいいほう
朝はジュース、昼はチョコレート、
夜は家(実家)にあるもので、気に入れば食べる。

「食べることに興味がない」という人がいるんですね。

また、以前一緒に働いていた年上の女性は、
娘さんの結婚相手(娘婿)が偏食だと言っていました。
彼女はとても料理好きで、娘さん家族が遊びに来るときに
腕を振るうのだけど、
あれもダメこれもダメって、ほんとに頭にくるのよ」
と言っていました。


家庭での食生活はさまざま


大人になって、
「食生活って、人によってずいぶん違うんだな」
と思うことが多いです。

以前こんなことを書きました。

全部外食のお母さん
東京に来て、子育てをする中で本当に驚いたのは、
「料理はしない」ママがいることでした。
その人は、全て買ってくるか外食でした。

また、こんな人もいます。

(男性、親と同居)
毎日「納豆ご飯ばかり」
「40にもなった息子に、親がご飯を作ってあげるのはどうか?」
ということがあるのでしょうか。
しかし本人は「食に興味がない」
すると「毎日納豆ご飯でもいいか」となるようです。

また、私が昔勤めていた設計事務所の先輩は、
「家でご飯は食べない」人でした。
聞けば両親が教員で忙しく、家では目玉焼きくらいしか
食べた記憶がないとのこと。
もっぱら食事は「外でするもの」だったとのことでした。


食にはいろいろな側面がある


「食」には、いろいろな側面がありますよね。

・体にとっての食
当然ながら、人の体は「食」が生命維持の源ですよね。
いくら社会が高度化しても、この原則は変わりません。

・楽しみとしての食
おいしいものを食べると、ドーパミンが放出され幸せホルモンが出るそうです。

・習慣としての食
決まった時間に食べるもの、という生活に根付いた習慣です。

・コミュニケーションとしての食
人と食事を共にする
という、コミュニケーションの側面もありますよね。

・文化としての食
各地
に根差した食文化がありますよね。


食行動の3つのパターン


先日紹介したこちらでも、「食」に関して書いてありました。

代表的な食行動の3つのパターン

【パターン1:補給系】
エネルギーが不足する→空腹を感じる→食欲を感じる→食べものを探す→買う→必要量のみ食べる→不足した栄養素を取り込む

【パターン2:習慣系】
一日三食食べる習慣がある→決まった時間になると「食べなくてはいけない」と感じる→食べものを探す→買う→食べる→いつもの習慣をこなせた安心感を得る

【パターン3:報酬系】
「報酬が欲しい」と感じる→“おいしいもの”を自分への報酬にしている→おいしいものを探す→買う→食べる→報酬が得られた喜びを得る


なんでもある時代にむしろ「体にとっての食」が危うくなる


本来は【パターン1:補給系】である、とのこと。

人間もライオンと同じく、補給系が本来の姿だといわれています。

「必要なもの」を「必要な分」食べる。
これが本来である、と。

なんでもある時代
なんでもあるがゆえに、
これが難しくなっているのではないでしょうか?

選択肢が少なければ、それを食べざるを得ない。
限られた中で工夫して食べることで、
昔はむしろバランスが取れていたのではないでしょうか?

選択肢が無限にあると、いつ何を食べたって良い。
気分次第です。

作るという面倒を、わざわざする理由もない。
選ぶだけなら、わざわざ嫌いなものを選ぶ人もいませんよね。
おのずと、食の幅は狭くなります

すると「体のための食」さえ危うくなる。

こちらでも書きました。

飽食の時代、なんでもある便利な時代だからこそ、
自分で自分の食を見直してみることは、
必要かもしれませんね。

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