トレーニングとコーチングを使い分ける。
新人指導の場でよく聞く、コーチングという言葉。
指導には、コーチングが大事と言われる。しかし、新人の置かれている状況でトレーニングとコーチングを使い分けることが必要と書いてある。
トレーニングとコーチングにはどんな意味が込められていて、どんな場面での切り替えが必要になるのでしょうか?
✓トレーニングとコーチング意味
トレーニングとは、上位のものがトップダウンで集団を統制しながら進むことで、同じ乗り物に乗って決まったコースを走りながら、全員が同じ目標に向かうというイメージ。
コーチングとは、学習者の学びを支える作業で、相手の自発的な行動を促すコミュニケーション技術を使用して、その人が持っている良さを引き出す手助けを行う。同じ乗り物に乗りながら自由にコースを選び、目標に向かう手助けを行うというイメージ。
つまり、決まった道で指導を行うか、相手の状況に適した指導を行っていくかということとなり、その判断は仕事の経験度と熟練度で判断をする。
✓どんな場面で使い分けるか
自己統制力という言葉がポイントとなる。
自己統制力とは、自己の意思に基づき自らの行動を調整していこうとする行動のこと。
自己統制力がなければ能力の発揮は難しく、相手がどのような立場に置かれているか知ることが重要なこととなる。その判断には、仕事の熟練度と人材の能力を見極める。
✓コーチングが有効
リスクの高い職場に従事する能力の高い人材。
リスクが低い職場に従事する能力の低い人材。
✓トレーニングが有効
リスクが高い職場に従事する未熟な人材。
経験から自己統制力は磨かれていくもので、自己統制力を育むには支援者の存在が必要。状況を判断しながら、トレーニングとコーチングを使い分け新人の育成につなげていく。
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