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もう結婚出来なくていいから、自分の好きな自分になろうと決めた。


長く独身だった隣人の中年男性が、
去年若い奥さん(私と同い年か下くらいの)と結婚した。
すごく幸せそうで羨ましいなと思う。




メディアでは晩婚化、少子化と言われているが、
それでも日中ショッピングモールや公園に行けば
若いお母さんや家族連れをたくさん見かける
(私が健康的なニートなのでその時間に活動する笑)。



社会や会社でも結婚・出産していた方が
有利な制度がたくさんあるらしい。



それに、一人でいると
自分で自分を守るしかないから
表情もどんどん固く、
可愛くなくなっていく気がする。
比べるなという方が無理な話だ。




25歳の時に過食が原因で精神的におかしくなって当時の恋人とお別れしてから、
32歳の今まで過食の沼の中で
ずっと独りで過ごしてきた。



ずっと体調が悪くて
男性と話しても言葉が出てこなくて
その場を笑ってやり過ごすことしか出来ない。




自分のことすらままならないのに、
他人のことを考える余裕なんてない。
だから恋愛も婚活も全くしてこなかった。




過食がまだ完全に治っていなかった今年の夏、
もう実家に帰って3年目にもなるし
来年は33歳だし、とさすがに焦っていた。




このまま過食が治らずに一生一人なの?
働くことも出来ず、綺麗になりたいという願いも
田舎に暮らして畑をやるという夢もかなわずに
貧しく、孤独死…という最悪のパターンも思い浮かんだ。




でも、そこで思ったんだ。
恋愛も結婚も、相手がいないと出来ない。
でも、過食や仕事は全力で取り組めば
何とかならないわけがない。



もう結婚適齢期は過ぎかけているし、
結婚は出来なくても別にいい。
人生のオマケでいい。
ただ、せめて自分の好きな自分の姿を叶えてから人生を終わらせたい、と。



不安になったり嫌なことがあると過食で誤魔化して、
良い年してダラダラとスマホでアイドルを見ているような
自立も出来ていない自分は、全然好きになれないどころか
私が一番なりたくない大人の姿だ。


このままで終わってたまるか。
それが、私が本気で過食症を治そうと思った
きっかけの一つだった。

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