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花火の撮り方(我流ですが...)|FUJIFILM X-E4|XF14mmF2.8R
第28回FUKUOKA東区花火大会 が開催、拙宅のまん前の海から7,000発が打ち上げられ、自宅バルコニーからゆっくりと鑑賞しました。
2018年、2019年は福岡都市高速道路の工事が原因で、2020年から2022年までは新型コロナウィルスが原因で、過去5回開催が見送られ、5年半ぶりの開催でした。
当日はかなり風が強く、夕刻は気温も下がりました。花火を見に来て風邪をひいた方もいるのではないでしょうか。
花火は全て風に流され、少々形が崩れてしまいましたが、いくつかそこそこきれいに撮れました。
花火は銀塩時代からよく撮っていましたが、デジタルになってからは、仕上がりをモニターで確認しながら調整できるので、かなり楽です。
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ISOを80に落として、シャッター速度を40秒と少し長めに開けました。同じ位置に数発の花火が重なり、きれいに色づいてくれました。
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こちらは寒色系の花火。
我流ですが、私の基本的な設定は、絞り値 f13、ISO100 からモニタを見ながら調整していきます。色温度はオートでも綺麗に撮れますが、和風の花火はオレンジ色を前面に出すために「太陽」で、洋風の花火の場合は赤や黄をきれいに出すために「電球」で撮影することが多いです。マニュアルフォーカスで、シャッター速度は「Bulb」にし、三脚とレリーズを使います。
花火があがる瞬間にレリーズを切り、花火が消えるまでの間シャッターを開放します。複数の花火を写すときは、数十秒間開きっぱなしになりますので、三脚でカメラをしっかりと固定します。
花火って最初の方は控えめ(写真映えしない)なので、その間にMFでしっかりとピントを合わせて、絞り値や色温度を変えて、いろいろと試し撮りすると良いです。
花火師になったつもりで、どこに盛り上がりを持ってくるのかを先読みして、「映える」瞬間を切り取ることが重要だと思います。
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こちらは4秒間開放。確か上・下と2発の花火だったと思います。紫陽花のような色とりどりの小玉がたくさんで、とても印象的でした。
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季節外れの花火ですが、この季節は蚊もおらず、バルコニーに椅子と机を出して、ビールを飲みながらのんびりと見られるのでとても良いですね。(前回までは9月の第一日曜に開催していました。)
また来年もこうして花火を見ることができればいいなと、「偉大なる平凡」を噛み締めた夜でした。