読書まとめ『トヨタ式おうち片づけ』→片づけとは、価値観を明らかにすること
『トヨタ式おうち片づけ』香村 薫
一言でいうと
片づけとは、価値観を明らかにすること
どんな人にオススメしたいか
・モデルルームっぽい部屋に住んでみたい人
・とにかくモノを捨てたい人
・片づけてもリバウンドしてしまう人
読む順番が前後してしまったが、下記投稿で紹介した本が、今作の続編にあたる。
今作は文章多めで理論的、続編は写真多めで直感的、と感じた。例えば、著者の続編では描かれなかった「捨てすぎた生活」がPART1で語られており、けっこうな衝撃を受けた。適度な片づけのための考え方と仕組みづくりとして、なぜなぜ分析・見える化・5S・ムダとりなど、トヨタマインド全開でアプローチしている。
① まず片づける理由を明確にする
・片づいた部屋、生み出された時間で自分は何がしたいのかを考えることが最重要。なんとなくの憧れで始めると失敗しがち。
・捨てるから始めない。自分の価値観に向き合い、何を捨てて残すかの指標を考える。
・気に入っているから、などの自分がどう感じるかは「愛着」。高いから、まだ新しいから、などモノそのもののに対する感情は「執着」。
・「愛着」は大切に。その理由をなぜなぜ分析することで、自分の価値観がわかってくる。
・家族と価値観を共有しておくと、片づけだけでなく家事の分担など色々なことがスムーズに進む。
② 片づいた状態、ゴールを明確にする
・片づいた状態を写真に撮ることで、リバウンド防止。
・季節ごとに模様替えするとよい。同じ配置だといずれ慣れてしまうので、不要なモノ・非効率なコトに気づけなくなる。
・5年後、10年後、どういう暮らしをしていたいか。どんな服を着ていたいか。そのゴールから逆算して、1年、1か月、1週間に落とし込んだ行動計画を立てる。
・1畳あたり3,000円/月が日本の家賃の平均値。空間を有効活用できていないとどのくらいムダなコストがかかるかを試算する。
③ 自然に片づく仕組みを作る
・モノがモノを呼ぶ。何か置いてあると、その周囲にどんどん別のモノが置かれていく。
・買い物が好きなのは、暮らしを変えたい願望があるから。料理が苦手だから、料理グッズを見て(買って)しまう。
・一度すべてのモノを見える化して、認識する。そこから適正量を考えていく。
・ルールを設けて時間の使い方をコントロール仕組み。リビングにテレビを置かない、枕元にスマホを置かないなど。
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