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娘が食物アレルギーを発症。学研まんがで心の平穏を取り戻す
はじめに
長女が落花生アレルギーであることが判明しました。ある土曜日の朝に少量食べさせてみたところ、じんましんや嘔吐を発症。近所の小児科はことごとく満員で受け付けてもらえず、隣りの市の病院まで連れて行くことになりました。後日、改めてアレルギーの検査を行い、落花生に対してしっかり目のアレルギーだと診断された次第です。そのあとも、エピペンの確認や保育園との調整などでバタバタしていました。
学研まんが再読
さて、バタバタが落ち着いてきたところで、以前読んだ学研まんが『食物アレルギーのひみつ』のことを思い出しました。ストーリーの完成度の高さ・女の子主人公の人間力の高さが印象的で、最高評価の星5をつけた作品です。
この『食物アレルギーのひみつ』を、自分ゴトとして読み返してみることにしました。前回読んだのがもう1年以上前ですね。
効果
再読した結果、穏やかな気持ちを取り戻せました。食物アレルギーはごくわずかな人がかかる特別な病気ではなく、世の中での理解も広まっていると再認識できました。『言語化の魔力』でも言及されていたとおり、同じ悩みを持っている人は結構いる・自分は少数派ではないと知るだけで、気持ちがだいぶ楽になるんですね。
気づき
本稿では、食物アレルギーに対する前向きな気づきを3点共有します。
① 小さい子どもは発症しやすいが、年齢とともに治ることがある
子どものうちは、身体の免疫システムも未熟です。大人になるにつれて、食物アレルギーが自然によくなることもあるそうです。
② 経口免疫療法で少しずつ食べて治す方法がある
食物アレルギーは、不治の病ではありません。長期戦にはなりますが、少しずつ摂取していくことで根本治療も可能なようです。
③ アレルギーに対応した機内食を出す航空会社がある
食物アレルギーに対する世の中の理解は、少しずつ高まっています。20年後を描いた本書のエピローグのように、「昔は食物アレルギー持ちだと限られたところでしか食事ができなかった」と懐古話にできるような未来に期待しています。
おわりに
知識は力なり(scientia est potentia)。本書の中で女の子主人公の父親(アレルギー専門医)が紹介する、フランシス・ベーコンの言葉です。同じ境遇の方に知識を共有することで、救いになれば幸いです。
参考
定期的に本書(紙版)のプレゼント企画をやっているようです。なにそれほしい。
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