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【図解】気をつける=見る×考える×動く

職場では「がんばる・覚える・気をつける」を排除するべく視える化・仕組み化を推進しているのに、娘に対しては「車が来るから気をつけて!」と言っている自分に気づきました。「気をつける」ってどういうことなのか、分解して考えてみました。

「気をつける」とは、見る・考える・動くの掛け算です。例えば住宅街の狭い道路を歩いているときに、

  • 正面から車が来ているのを見る

  • 車幅と道路の狭さと自分の位置を考える

  • 端に寄るように動く

といったプロセスをひっくるめて、「気をつける」と表現しています。大人にとっては無意識に実行していることでも、子どもには各プロセスを具体的に説明した方がわかりやすいのではと思いました。


見る・考える・動くのいずれかが欠けると、十分な効果が得られません

見ていないと、自分の勝手な盲信での行動になります。スマホを見ながら、なんならイヤホンで耳も塞いで、車なんて来ないだろうと思っている状態です。スリルを味わうにはもってこいです。

考えていないと、思考停止で反射的な行動になります。車が来ているのを見て、瞬時に端に飛び退くような動きを取ります。車に対しては安全かもしれませんが、踏んではいけないものを踏んだり、側溝に落ちたりするリスクがあります。

動いていないと、ただの分析です。この道で人と車がすれ違うのはちょっと大変そうだ、もっと小さな車に乗ればいいのに、いやこの道ってもっと広くできないんだろうか… 轢かれます。


人に何かを教える時は、相手の理解度に合わせて説明の粒度を調整する必要があります。2歳半の娘は、簡単な会話はできるようになっていますが、「気をつける」という複合的な概念を理解するのはまだ難しそうです。粒度を細かくして、見る・考える・動くことを具体的に教えていこうと思いました。


余談:見る→考える→動く、の順番が自然ですが、順番を指定せずに掛け算で表現しました。私たちは、考えてから見たり、見る目的があってから動いたりするので、必ずしも一方向に流れているわけではありません。一方向に流れるサイクルだと違和感があり、ベン図型にしました。


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あんぱんだ | 視える化推進エンジニア
いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。

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