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3選@Power PlatformにおけるAIイノベーション(Microsoft Build Japan 2023感想)
はじめに
6/27~28に開催されたMicrosoft Build Japanにて、「Power PlatformにおけるAIイノベーション」をオンライン視聴しました。感想を簡単に共有します。
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① Power PlatformとAIの関係は?
Power PlatformにおけるAI・Copilotは、ノーコード(自然言語)でローコード(関数)を作る技術ともいえる。
関数に抵抗を感じる非エンジニア層にとっては、ハードルが下がる。例えば、Power Appsでの日付・時刻の表示形式指定はText関数を使う必要があるが、サンプルを掲示すればAIがText関数の中身を生成してくれる。
「プロローコーダー」にとっては、時短になる。繰り返し作成するものや、サンプルデータの追加が簡単にできる。5件のサンプルデータが入っている状態で「あと5件増やして」と伝えるだけ。
② 人間に求められる役割は?
人間が担当するのは、システムアーキテクトの領域だと感じた。アプリ単体を作ることは、AIでどんどん簡単になっていく。アプリやサービスをどう連携させるか、全体の構成を設計できる人が求められる。
今回のセッションでは、空調修理点検業務をPower Platformで効率化する、というシナリオで、AI・Copilotを取り入れたデモが行われた。管理者・フィールドエンジニア・顧客のそれぞれが、何を使ってどんなことができるようになるのか、裏では何が動いていてデータはどう流れるのか、などの設計図が明示された。こういった設計図が描ける人の存在価値がより一層高まると感じた。
③ Power Virtual Agentsは要らない子?
生成AIの急速な普及により、Power Virtual Agentsでチャットボットを作る必要性がなくなっているのでは、と考えていたが、そんなことなかった。
Power Virtual Agentsは、Webサイトを指定したChatGPT・BingAIっぽく扱える。カンバセーションブースター機能で既存の社内FAQサイトを指定すれば、そのサイト内で情報を検索して応答してくれる。社内コンシェルジュみたいになる。トピックを細かく設定しなくてもOK。
おわりに
スピーカーの方がおっしゃっていたとおり、今回のMicrosoft Buildは「AI・Copilot祭り」でした。オンラインで視聴できるPower Platform関係のセッションは1つだけ… オフライン会場ではハンズオンでAI・Copilot機能を体験できるセッションがいくつかあり、大盛況だった模様です。次回はオフライン会場に乗り込みたい!
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