世界最高の子育て
きっかけは何かのテレビ番組を見ているときだった。
「ライフコーチ」と呼ばれる人生単位で目標を達成するために伴走をするプロがいるらしいのだけれど(マドンナも付けていたらしい)、そのライフコーチを生業とするボーク重子さんという方の娘さんが全米一の女子高生を決めるコンテストで優勝したという話を聞いた。
そのときは特に気にも留めなかったのだけれど、後にもっと子育てについて深く学びたいと思えたときにたまたま彼女の著書である「世界最高の子育て(https://amzn.to/3AP5BBP)」が目に入ったので読んでみたところ、世界最先端の教育事情が分かるだけでなく、恐らく部下や後輩を指導する、自分自身の振り返りにも役立ちそうな普遍的な内容に驚いた。
大統領の子供などが通うような幼稚園〜高校は詰め込み型のいわゆる受験勉強的な認知能力だけをひたすら高める教育は一切しないらしい。
そうではなく、例えば自分に対する自信、協調性を持って社会と関わっていける協働力、自制心、責任感、共感力、コミュニケーション力といった「非認知能力」を徹底的に高めていく。
VUCAな世の中目の前の受験戦争に勝って人生を有利に進めることが目的なのではなく、その先にある「みんなと力を合わせて社会問題を解決する力」を育むための教育を最重要視しているとのこと。
しかも、いわゆる非認知能力には目標管理能力や自制心も含まれているので、アイビーリーグなどトップ大学に受かるために必要な座学に対して自分で計画を立てて受験前の短い期間で一気にキャッチアップしてヒョイと受かってしまうらしい。
よっ!大統領!と言いたくなるぐらい目線が高くて尊敬するけれど、よくよく考えてみると先程挙げた
自分に対する自信、協調性を持って社会と関わっていける協働力、自制心、責任感、共感力、コミュニケーション力、目標管理力といった「非認知能力」なんてまさにデキる社会人として必須のスキルというか、暗算が早かったり歴史上の人物いっぱい知ってますといった知識よりよっぽど大事だということが(もちろん5教科から学べることもいっぱいあるけれど)社会人経験をそこそこ積んでる人なら誰でも分かると思う。
ということで、もちろん子育て中の方にもおすすめであるし、部下や後輩を育てている立場の方、そして自分自身が受けてきた教育との対比として見ていくだけでも自分がこれから何を鍛えていけばいいのかが浮き彫りになるといった役立て方もあると思うで興味があったら是非読んで見て欲しいと思う。
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