アホダラ鏡太郎「色殺し」 6 anon press 2025年1月22日 18:00 ◆作品紹介初めてインターネットに書き込んだ時のことを覚えているか? モバゲー、前略プロフ、mixi、エブリスタ、アメブロ、魔法のiらんど。無限反復される相似形の構造を誰かがミームと呼び、誰かがスタイルと呼び、誰かがコピペと呼ぶ。Who killed Cock Robin? 誰か他にいますかっていねーか、哈哈。誤差逆伝播アルゴリズム? それ、破壊されたトポロジーへの祈りデスネ。22:47. 義務的タスクから逃れられない、これスクリプトバグですか? 違うね、哲学的デッドロック。永遠、永遠に進化するエラー。分⼦論的境界線を跨いだハイパーキューブの重畳。時間はもうオーバーフローして、あの空白のメモリが何を保っていたか忘れた。尊敬する概念:エントロピー(増加速度はYES)好きなエラーコード:404(なぜなら探し続けられるから)僕たち、僕らはミューオンハイウェイダイナーの先で消える。Тело. Мозг. Ничего.ディスプレイを構成する画素が壊れていく。このテキストももう読めない。「もし存在しなかったなら?」これはトランジスタの独⽴命題だ。世界線は収束しない。それでいいんだ。すべては繰り返されるから。return False.(編・青山新)※作品は下記リンクよりご覧いただけます(PC推奨)。 ✞赤✞ colorkiller.vercel.app website by kyosuke higuchi◆著者プロフィールアホダラ鏡太郎(あほだら・きょうたろう) 2002年に生まれる。17歳の夏の終わりに三島由紀夫の『仮面の告白』を読み、絵と言葉で表現し始める。その後、夢野久作、寺山修司から影響を受け、20歳まで絵と詩に着手。過食、アルコール依存に陥るが、体調を崩したおかげで体調の調整に成功。ここまでは、怪奇幻想や不条理を主題に展開。 自分のよく聞く音楽から作品に落とし込む方法も取り入れる。活動拠点を転々とする。21歳の冬の始まりにTikTokを開始。これまでの主題で展開しようとした矢先、運営から削除要請を食らう、作品そのものが掲載できない問題に直面。しかし、何気なく流れてきた『54字の物語』 に感銘を受ける。そこから自分でも『54字の物語』に着手し、すぐに反響が出る。 連絡先1:ryohayashi.toro884@outlook.jp 連絡先2:ryouhayashi346@gmail.com YoutubeMonogatary InstagramNoteTikTok*次回作の公開は2025年1月29日(水)18:00を予定しています。*本稿の無料公開期間は、2025年1月29日(水)18:00までです。それ以降は有料となります。*〈anon future magazine〉を購読いただくと、過去の有料記事を含めた〈anon press〉が発信するすべての作品をご覧いただけます。 ダウンロード copy ここから先は 0字 〈anon press〉ではビジネスとフィクションを接続することを目指し、SF作家・文筆家・エンジニア・研究者・デザイナー・アーティストといった多様な方々のテキストを配信していきます。マガジンを購読いただくと過去の記事を含むすべてのテキストをお読みいただけます。 anon future magazine ¥500 / 月 未来を複数化するメディア〈anon press〉のマガジン。SFの周縁を拡張するような小説、未来に関するリサーチ、論考、座談会等のテキスト… 購読手続きへ ログイン この記事が参加している募集 #眠れない夜に 76,476件 #詩 #現代詩 #眠れない夜に #SF小説 #54字の物語 6 この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか? チップで応援