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【読書記録】心が動いた本たち

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好きだなと思った本や苦手かもと思った本も備忘録的に残しています。
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【読書感想文】感情の余韻に浸れる一冊。浅田次郎「霞町物語」

【読書感想文】感情の余韻に浸れる一冊。浅田次郎「霞町物語」

久しぶりに、本屋をはしごした。
どうしてもこの日中に読みたかった。
ネットで1日で届く時代に、その1日すら惜しい。
1時間の帰宅路を、この本と過ごしたかった。

霞町物語  雛の花 -浅田次郎

その日私は、友達の朗読の練習を聞いていた。

私は多分とても幸運な人だと思う。
だって、この物語を「耳から」知れたんだから。

どこに幸運が巡ってくるかはわからないもんだ。

彼女の朗読を聞きながら、物語

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私的本屋大賞2020

私的本屋大賞2020

やっぱりこれでした。

「たゆたえども沈まず」原田マハ

辛い現実と悲しい結末としか知らないゴッホとその弟テオの人生と史実のその先を見せてもらった気分になりました。

彼らにもちゃんと、楽しいことや嬉しいことやどうしようもないこともあったりしたんだと思って、それがまた人間臭くて、あんなにすごい絵をかくのに、なんだかとっても魅力的で親しみすら覚えました。改めてゴッホもテオも登場人物みん

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癒しにぴったりの物語/読書感想文

癒しにぴったりの物語/読書感想文

年下のセンセイ/中村航 

タイトルだけ読んで理解した気になるのは大間違い
いわゆるアラサー会社員の私にとってはとんでもない癒しの小説だった

大まかなあらすじは
28歳予備校職員、恋愛からは遠ざかっていた主人公みのりが、会社の後輩からすすめられた生花教室で花の先生の孫で助手をしていた8歳年下の"センセイ"である透と出会う…というストーリー

物語は真冬からはじまる
そんな冬の描写に、生かされ咲き

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【読書記録】20代で得た知見/F を読んで"なんか嫌"だと思ったことを分析してみた

【読書記録】20代で得た知見/F を読んで"なんか嫌"だと思ったことを分析してみた

インスタのストーリーにちらっと書いたけど
友達と話していてこの本を通して思った感覚が面白かったから残しておこうと思う。

数ページ読んで思ったのは、
"なんだこの人?なんか偉そう""鼻につくなあ"
と言う気持ち。

合わないから、って理由で
読むのをやめようとしたけど、
嫌だな・合わないかもと思う点を分析する視点で読んでみた。

(世界一謎で退屈な映画を見たことがあるんだけど、それを見たからこそ、

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【1000字以内の感想文】煌夜祭/多崎礼 

【1000字以内の感想文】煌夜祭/多崎礼 

大人になってからこんなに夢中になって読んだファンタジーは初めてだ。
むしろ、大人になってからこんなに夢中になれるなんて思ってなかった。

冬至の夜。死の海で隔たれた十八の島々を巡る語り部たちが、集めた物語を夜通し語り合う。
炎を絶やさぬように、誰かの思いを伝えるように、1年で1番長い夜に語り合う。それが煌夜祭。

『お話ししよう。夜空を焦がす火壇の炎でも照らすことの出来ない、真の闇に隠された恐ろし

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