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畑の蕪で千枚漬を漬けてみたら!w

 毎年、年末のこの季節になるとばあちゃんが畑で採れた株を使って、千枚漬を漬けていたのを思い出してやってみることにしました。
 記憶をたどってみると、薄く切った蕪を桶に並べては塩を振り、昆布と鷹の爪をはさんで重石をかけて漬け込んでいたはず。

 本家本元、京都の千枚漬はどうしておられるんだろうと調べてみました。そしたら、こんな記述を発見。(^^;)

千枚漬は本来は蕪を乳酸発酵させた漬物で、下漬けした蕪を昆布と少量のみりんで本漬けしたものをいった。
しかし、この製法だと白色の蕪が黄白色になり発酵臭が付くなどの問題があったため、酢漬法を用いた白い千枚漬が主流になっている。蕪を薄く切って昆布、唐辛子とともに酢漬けにしたものである。そのため漬物としての保存性は高くなく、要冷蔵で賞味期限も比較的短い。

Wikipedia調べ

 なるほど。ばあちゃんはたぶんやってなかったけど、本来は一度下漬けをしてから本漬けをするのか。で、ばあちゃんの漬け方だと間違いなく乳酸発酵するよね。うちの千枚漬は黄白色だったし、時間がたつにつれて酸っぱくなったからたぶんそう。だけど、今はそうはしないものが主流ですと?

 いろんなレシピ動画があったけど、今回はこちらをチョイス。いきなり酢に漬ける簡単バージョンが多い中、一度塩で下漬けをしてから本漬けをするレシピです。
 ま、いつものように私流のアレンジを加えながらやってみましょうかね。

 主な材料
 ・蕪…一個(大きければ半個)
 ・塩…適宜
 ・柚子…一個
 ・昆布…一欠け
 ・鷹の爪…適宜

 甘酢の材料
 ・水 300g
 ・酢 150g
 ・味醂 30g
 ・砂糖60g
 ・塩3g

先ずは畑で蕪を選ぶ。今年の蕪は発芽率が悪くて蒔き直したから2種類あるんです。
引いてみたら下膨れで直径が23㎝もある巨大な蕪でした。www
蕪が巨大すぎるので皮をむいて1/4にカット。均一にスライスして軽く塩を振っていきます。
今回使う柚子は昨日近所のばあちゃんからもらったばかりの新鮮なヤツ。これ大量にあるな。w
柚子皮と鷹の爪、きざみ昆布を交互に挟み込んでは順に重ねます。
彩りに少しだけ若い葉も入れてみました。一日このままにして下漬けしましょう。
残りの蕪3/4個は厚揚げと一緒に煮て夕飯のおかずにしました。(^^)

 その日の夕方。

本漬け用の甘酢の材料を鍋で煮沸させて、常温まで冷まします。
その間に下漬けした蕪を取り出したら、ザルにあけてしっかり水けを切る。
冷ました甘酢とともに柚子の果汁を絞り入れたら、ジップロックに入れて一晩冷蔵庫へ。
はい、出来上がりです。ビジュアルはいい感じですね。いやこれうまそう。(^^)

どれどれ、では一つつまみ食いを。

うわ!す、酸っぺーえぇぇっ!www


 最後に柚子の果汁を絞り過ぎたか?
 柚子の風味は確かにすごい。
 けど、これ酸っぱいんだよーっ!。
 こんなに強烈な千枚漬けは初めて。www

 酢漬けの野菜が好物の妻には大好評なんだけど、
 酸っぱいのが得意じゃない私には
 昔ながらの千枚漬けの方がおいしいや。
 今度やるときはそっち漬けます。(^^;)

 っていうか、そもそも千枚漬けって、
 そんなに酸っぱい食べ物だったっけ?


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