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鶏足寺の紅葉 リベンジしてみたらすごかった

 前回の続きです。

 さて、参道下の人気撮影スポットを後にした私は、ひとまず参道横の坂道を登って上のお堂を目指すことにしました。みなさん下からの撮影に夢中で、一人も登って来られませんから、誰にも気兼ねせずに撮影することができます。(^^)

途中で灯篭と紅葉を絡めて撮ってみたりしながら、
テクテク歩いて一番上の鶏足寺の仮本堂というか小さなお堂の前に到着。振り返ってみると
下の方にこちらを撮るカメラマンさん達が小さく見えます。さっきより数が増えてますね。(^^)
少し降りながらもう一枚撮ってみる。いやちょっと待って。下から撮るより断然美しいんだけど。
朝の斜光が色づいた紅葉を透過してあたりを赤く染める。紅葉はやっぱりこうじゃないと。w
これは燃えてる。しかも、樹の幹が複雑なシルエットになって実にカッコいいじゃありませんか。
それにしても、何でみんな下からしか撮らないんだろ?あそこから撮るのが定番だからかな?
ま、写真は人それぞれだから、他人がどう撮っていようといいんです。カメラマン100人に
「どんなアングルと光が好き?」と質問したら、多分100通りの答えが返ってくるんです。だから
私は私でいいと思うものを、その声に従って一生懸命に撮ればいいんです。スマホでですけど。w
はい、降りてきました。私がいない間に観光客の姿が増えて、座って休憩されていますね。

 そうか。モミジの大木が山の斜面に密集していて、それを山の上から下を向いて、カメラをまっすぐ水平に構えて撮るとこうなるんだ。
 つまり、先ず近くの木は太い幹だけが、地面が下がっているから少し奥の木は色づいた梢の下の方が、そしてかなり離れたとことにある木は、もっと地面が下がっているから梢の上の方がカメラのフレーム内に入るんです。 
 で、これらが全部重なって見えるわけですよ。これは山の斜面が作り出すロジック。
 しかも、今回はそこに朝の斜光が降り注いでいるもんだから、モミジの葉を透過して来る色とりどりの明るい光があって、それによって太い幹がシルエットになるという何とも贅沢なことになってるんですね。w

 いやあ。
 堪能しました。(^^)


 今年は鶏足寺へ10年ぶりくらいで、しかも2度も足を運びましたが、以前に捕植された紅葉の幼木もすっかり大きくなっていて、ますますいい感じになっていました。


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