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あの奈良漬けはどうなった?恐る恐る桶から出してみた話

 賢明なる読者のみなさんはこの記事を覚えておられるでしょうか?

 そう、私は去年の夏にキュウリを塩漬けしてキュウリのキューちゃん漬けを作った時に、余った塩漬けを奈良漬けにしたのでした。
 あれはどうなったんだ?と時々頭をかすめるものの、億劫で様子を見ることもしないまま、1年以上が経過しました。もちろんその間、漬け替えなどということもせず、完全放置。(^^;)
 今回は意を決してそれを開封してみたという話です。

そう。適当な桶がなかったので、この即席漬けの容器に漬けたのでした。
横から見たところ。さて、中はどうなってるんでしょうね?

 で、いざ開けようとしたら!先ず蓋が回らない。思いっきり力を込めて何とか回して中を覗いてみたら、容器の内側はカビっぽいもので黒ずんでるし、表面には何やら小さな虫の幼虫に見える得体の知れないものも浮いてます。蓋のネジネジの隙間から入り込んだのでしょうか?も、もちろん死んでますけど。www
 さて、次は中で酒粕に密着している押し蓋を外そうとするんだけど、これがびくともしない。どう引っ張っても粕に張り付いて離れないんです。これをですね、四苦八苦してズボッという音とともに何とか外してみましたら、表面が完全に液状化してました。
 当然、画像は自粛対象ね。絶対にみなさんにお見せできない。w

うわー!これって、もしかしてダメなヤツ?

 いやいやいやいや。ナメてもらっちゃ困ります。滋賀県民のソウルフード「鮒ずし」の桶を開けるときに比べたら、このくらい何のその。匂いもビジュアルもその他諸々も、あちらはこれの100倍くらい強烈ですからね。
 子どもの頃から何度もやってるからこっちは慣れてるんです。これしきのことではへこたれませんぜ。(^^)

で、表面のきちゃないものを取り除いたら、こんな感じ。おお。中はすごくきれいですね。
はい、洗ってみました。おお、これは食べてもよさげな色してますっていうか、実にうまそう。
切ってみました。いや、これいいんじゃないでしょうか?


 鼈甲色で風味も豊か。
 塩加減もちょうどいい。
 これはご飯がススム君です。
 10本ほど出してみましたが、まだまだあります。
 あの小さな容器に一体何本入ってるんでしょうね?って、
 いや、漬けた本人も忘れてる。www

 次回は、お正月に出しましょうかね。(^^)


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