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サトイモの収穫 その3 食べきれないので丸ごと土中貯蔵してみました

 えー。畑で育てているサトイモが食べきれません。
 今年は面白がって昨年の倍の18株も作っちゃったし、どれもよく育って収量がかなり多いんです。

 もうね。食べても食べても減らないから、まだ1/3が起こせていません。

で、寒さに当たっていよいよ葉がこんなことになって来ました。これ、どうするんだ?www

 さっさと収穫してしまわねば。^^;
 でもね、サトイモって、実は起こしたてが一番美味しいんですよね。収穫して放置しておくとどんどん味が落ちてしまいます。じゃあ、どうするか?

 昨年、実は私は種芋を保存するためにこんなことをしました。

土中貯蔵の手順
1.子芋や孫芋などを外さないように注意して起こします。
2.貯蔵する場所はできるだけ排水の良い畑。幅40~50㎝、深さ60㎝程の貯蔵穴を設けます。
3.そこに掘り起こした株を丁寧に入れて、地上部の切り口を下方に向けて詰め込みます。
4.全部詰め終わったらその上に藁やカヤなどを被せて、5~6㎝覆土しておきます。
5.厳寒期に入った頃にさらに10~15㎝の覆土を追加して寒さから守ります。

 春まで新鮮な状態を保てる先人の知恵「土中貯蔵」。この方法だとサトイモは春まで持つんです。

 これ、子芋や孫芋をうっかりばらしてしまうと、その傷口から傷み始めるので、貯蔵中の故障株が多くなるんですよね。春に取り出してみたら腐っているものも結構ありました。

 というわけで、危険を承知でわざわざ起こすのも面倒だし、今回は地上部を根元からバッサリ刈り取って、そこにたっぷり土を盛って、上からカヤをかぶせて、最後にマルチシートで覆う作戦です。
 ひっくり返すこともしませんが、もともと高畝だしこれでも短期間ならたぶん大丈夫でしょう。知らんけど。(^^;)

まず、地上部を根元からバッサリ刈り取って、
そこにたっぷり土を盛る。
その上からカヤをかぶせて、
さらにマルチシートで覆う。ま、要するに凍らなきゃ大丈夫でしょう。

 ちなみに、サトイモを作って道の駅の産直に卸している近所のオッサンの話によると、サトイモはそのままで極端な寒さに当たるとやはりダメになるそうです。
「冷たいのが長~いこと続くと、サトイモは土ん中で腐るな。ま、何にも対策せんうちに雪が降っても、一回目の雪はまだ大丈夫や。せやけど2回目はもうアカンな。一番アカンのは根雪になった時や。凍ったらもう最悪やで。ま、腐ったら腐ったで、耕してそのまま土に返したらエエだけやけどな。」


 そりゃそうだ。
 サトイモは南方系の植物。
 寒さには滅法弱いんです。^^;
 

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